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気になるノウハウ!

ライター:一色先生

2023.11.30

教えて!一色先生「オフィスの地域貢献って何?」

こんにちは、一色です!

オフィスをつくるときは、どの企業も「いいオフィス」を構築するつもりで取り組んでいると思います。「いいオフィス」とは将来にわたって企業が成長発展できるオフィスです。 (日経ニューオフィス賞の評価項目参考:オフィスの広場教えて!一色先生「日経ニューオフィス賞応募の前に知っておきたいこと」―審査の視点を紐とく―

ピーター・ドラッカーは企業の目的は「顧客の創造」と言っています。「いいオフィス」とは顧客を創造し続けられるかどうか、とも言えます。(お客様からの支持がなくなると企業はとたんに存続することができなくなりますからね)

いいオフィスはどんなオフィスかと、問われたときに、最近考慮しなければならない視点として、オフィスにおける地域貢献が求められています。

企業が成長発展するために自社のことだけ考えている、という姿勢でよかった時代もありましたが、今は自社だけでなく、オフィスが存在する地域の活性化も考えておくことが、必然となっています。

そこで、今回はオフィスで取り組む地域貢献ってどんなことがあるのか、事例をもとに紹介しますね。

1.地域美化

クリーンアップ活動・・・地域貢献でもっとも一般的で、取り組みやすい活動が、地域美化(クリーンアップ)活動です。オフィス周辺の道路などで、道路に落ちているゴミを拾います。複数の社員で一斉に活動することがポイントです。街の美化に貢献できますし、社員にとっても同じ体験を共有するので、社員同士のコミュニケーション活性化にもつながります。

●三菱地所プロパティマネジメント
(参考:オフィスの広場三菱地所プロパティマネジメント:2ビル分散もポジティブに!シンメトリーオフィスで、丸の内を五感で味わう

街に訪れる来街者へのおもてなし(ホスピタリティ)の取り組みの一つとして、クリーンアップ(ゴミ拾い)を実施。楽しみながら街のためにできることを、継続して行っています。

(出所:三菱地所プロパティマネジメント株式会社HPひとまちアンバサダー

2.地域交流

交流イベント・・・地域の中でオフィスを構えることで、地域との関係性も生まれます。

●ZOZO
(参考→オフィスの広場ZOZO:美術館か大人の図書館か。街とつながる新社屋は驚きの連続だった!

ZOZOは2021年に西千葉に本社を移転。「創業の地、千葉に恩返しがしたい」という思いのもと、さまざまな取り組みにチャレンジしています。このような仮囲いがあると、道行く人もこころがなごみますよね。

社屋の工事中の仮囲いにはスタッフがイラスト付きの街の地図を仕上げ、住民の皆さんがZOZOという企業を認知するきっかけを作っています。社屋正面の「ZOZO広場」はスケボーやボール遊びができる場として開放していますし、また地域のコーヒーショップとコラボしてオリジナルブレンド商品を作ったりしています。

(出所:チイコミ!

その他、地域のお祭りなどの催事への参加や、地域住民の方々と餅つき大会を行う事例もあります。

3.社内施設公開・開放

① オフィス見学会・・・オフィスが完成した後に、従業員の家族向けにオフィス見学会を実施することも、地域活性化につながります。従業員の家族の方に、お父さん、お母さん、わが子が働いているオフィスを見てもらうことは、その企業に勤めている家族の働き方や、企業そのものを知ってもらういい機会になります。

②カフェ・レストラン開放・・・カフェやレストランなどの社内施設を開放して、外部の方が利用できるようにしているケース。外部の人との交流が促進できます。

●コクヨ「THE CAMPUS」
品川にあるコクヨオフィス(THE CAMPUS)の1階にあるカフェ。街角のコーヒーショップとして地域に開放されています。
(出所:THE CAMPUS公式サイト

③コワーキングスペース・・・LINEヤフーグループではオフィスのロビーに接したスペースを、コワーキングスペースとして、登録された外部の方が自由に活用できるようにしていました。 近年ではどの企業も社員同士のコミュニケーションだけでなく、社外の多様な知を持った人との交流促進を求めています。

(出所:Open Collaboration Hub LODGE

④企業勉強会・・・ 近隣企業や、異業種の社員との交わりを活性化するために、外部の人が入ってこられるコミュニケーションスペースを充実させて、企業勉強会を実践しているオフィスも増えています。

⑤非常時避難場所・・・ 水害や地震など非常時の緊急避難場所として市内施設を活用できるように計画された施設も最近は増えています。

4.次世代育成
課外授業対応・社会科見学会・・・従業員が講師となり、地域の小中学校や高校を訪問して課外授業を行うことも増えてきています。社員が働いているオフィスを案内し、中学生や高校生向けの社会科見学としてオフィス見学会を実施している企業もあります。次世代を担う若い人の育成に取り組んでいます。


●森永製菓R&Dセンター (参考:オフィスの広場森永製菓R&Dセンター【前編:オフィス紹介】徹底した“見える化”で、つながりと共創のラボへ!

森永製菓グループは「世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」をパーパスとしています。 ミルクキャラメルを題材に工業生産についての課外授業を行っています。オンライン使用で製造工程紹介の動画を見たり、クイズやワークショップによる体験型授業も実施しています

(出所:森永製菓HP

●JR東日本東京建設プロジェクトマネジメントオフィス
カフェスペースで品川の高校生とのワークショップを実施したり、JRの現場見学も行っています。普段目にすることのないJR東日本の建設工事部門の活動を知ってもらういい機会になっています。

(出所:JR東日本東京建設プロジェクトマネジメントオフィス(公式)X

5.文化啓蒙
ミュージアム・ギャラリー・ホール・・・オフィスに隣接したところに、ミュージアム・ギャラリー・ホールを設置し、文化活動を行うことで地域や社会に貢献します。

●キユーピー仙川キユーポート
キユーピー仙川キーポートオフィスの隣にミュージアムがあり、企業の歴史や技術、商品の特性や、ものづくりに対する想いを映像や体験できる展示で紹介しています。

(出所:アンシェルジュ

おわりに

今回はオフィスにおける地域貢献事例を見ていただきました。

オフィスでできる社会貢献や地域貢献について日経ニューオフィス賞応募の際も地域貢献や、社会貢献活動はアピールすべきポイントになります。地域に存在するオフィスとして、何ができるか、いろいろな視点で考えてみてください。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

一色先生

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ライタープロフィール

コクヨに42年間オフィスデザイナーとして勤務。オフィスデザインだけでなくオフィス研究やオフィス運営維持活動も担当。オフィスやカイゼンに関する講演は全国で50回以上実施している。2019年にはデザインスタジオを開業。オフィスのコンセプトづくりやコンペ提案のアドバイスを対応。
水彩画家として個展やカルチャースクールの絵画講師、公募展への応募なども行っている。2020年には初出品した水彩画が日展入選。はやくスケッチ旅行を再開したい。

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コクヨに42年間オフィスデザイナーとして勤務。オフィスデザインだけでなくオフィス研究やオフィス運営維持活動も担当。オフィスやカイゼンに関する講演は全国で50回以上実施している。2019年にはデザインスタジオを開業。オフィスのコンセプトづくりやコンペ提案のアドバイスを対応。 水彩画家として個展やカルチャースクールの絵画講師、公募展への応募なども行っている。2020年には初出品した水彩画が日展入選。はやくスケッチ旅行を再開したい。

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