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気になるこの人!
オフィスに関わるあんな人こんな人、ご紹介します!

ライター:セッキ―

2025.05.02

大森祥平「会社を支える仕事をしたい―キャリアチャレンジ制度で華麗な転身」
ソニーネットワークコミュニケーションズ/総務

全く違う業界を経験してみたかった――

営業職にて活躍した彼が転職2社目に飛び込んだのは通信業界。ベンチャー気質の営業でバリバリ経験を積み、しだいにその興味関心は、裏方で支えるポジションへと移っていく。 そんな彼にやってきた次なる転機は「総務メンバー募集」の告知だった。大きな視野で会社全体を支えたいという静かな熱い思いが総務への新しい扉を開いていく。

大森祥平さん、35歳。
約900名の社員の平均年齢が39歳というソニーネットワークコミュニケーションズにおいて、ベテラン社員に囲まれた総務部で、彼の異動がどのようなCHANGEをまき起こすのか、一年経ったいま、胸の内にある野望は?

大森さんの活躍ぶりをうかがってきました。

――まずご経歴について伺います。

大森さん
:大学卒業後、食品メーカーに就職し、営業職に従事していました。商品開発や発注、売り場の提案営業などを経験し約5年。その後、まったく違う業界も経験してみたくなり、転職先を探す中で、当社を見つけました。

第四の固定通信キャリアを目指すというスピリットに惹かれ、代理店営業として2019年に入社しました。当時はベンチャーのような雰囲気で、バシバシ鍛えられました。数年して、部署内に営業推進という新たな課ができたんです。データを分析し営業に活かす、といったような、「営業を裏からサポートする仕事」に興味が湧いて、2023年に異動しました。

その一年後、さらに視野を広げて、営業だけでなく会社全体を支えたいという想いが芽生えたとき、ちょうど総務の社内公募に目が留まります。当社にはキャリアチャレンジ制度があるのですが、総務の公募なんてめったにない機会だと思い応募しました。


――引き寄せの力でしょうか、すごいタイミングですね!大森さんの心を動かした総務の公募メッセージはどんなものだったのですか。

大森さん
:2022年10月に実行された本社オフィスの移転は総務が中心になってやったということ、今後の新しい働き方に対応した環境をさらに戦略的にととのえていくために、明日の我が社を共に創っていく仲間を募集する、というものでした。

また、「バックオフィス未経験でも、新しいことに取り組みたい、チャレンジ精神、好奇心があれば大歓迎」とあったので少し心のハードルが下がりました。

DXやAIなど魅力的な言葉もありましたし、尚可スキルに「データ分析」「ITリテラシー」などがあったのも惹かれた要因かもしれません。それで面談を経て2024年に異動しました。

――上司の渡辺さんとしては、当時の状況を振り返って、いかがでしたか?

渡辺さん
:組織が拡大していく中で、受け身の業務だけでなく、戦略的にしかけを打っていける総務に変わる必要がありました。ベテランぞろいのメンバーが多かったこともあり、フレッシュなメンバーに入ってほしい、現場の意見も取り入れながらやっていきたい、という意向に大森の想いやスキルがぴったり合致。ジョインしてもらうことになりました。

▼総務部部長の渡辺さんも一緒にお話を伺いました。

――まさにビジョンにある「CHANGE」ですね!

大森さん
:はい。初めの私の業務は、総務のホームページを全部チェックするというもので、500ページくらいあるものをすべてダウンロードしてチェックするんです。階層が深すぎてなかなかほしい情報にたどり着けない、という状況もあったので、1~2階層くらいのシンプルな仕組みに切り替えるなど、使いやすいように改修していきました。 また、印象深かったのは社内にカフェコーナーを作ったことです。

私がジョインしたときが、ちょうどオフィス移転から一年ほど経ったタイミングで、アンケートをとっていました。私が総務に入ったのは、現状にプラスで新しいことを考えるという役割だと認識していたので、出社が少しずつ増えてきた中、社員同士のコミュニケーションを活性化する施策はないかと思考を巡らせました。

アンケート結果の中で、フリードリンクが欲しいという要望が多かったことからカフェスペースの新設を提案し、実現したものです。

▼Howdy Café(“Howdy”は“How do you do?”のスラング)

渡辺さん:移転の際は時間もタイトだったことと、上階に社員食堂があることからカフェスペースの検討などはしてなかったんです。新オフィスで一年経ち、当社らしさを打ち出していくにはぴったりのアイディアでしたね。

家具メーカーさんや前職でツテのある会社など複数社見学に行ったりヒアリングしたりして内容を詰めていきました。

――カフェを作るのはよく見かける施策ですが、皆さんにおそろいのカップを用意したというのがいいアイディアですよね!

大森さん
:ありがとうございます!紙コップで運用している会社もありますが、ゴミの出ないサステナブルな視点でなにか用意しようと話し合いました。安価なタンブラーやマグカップなどいろいろ検討を重ねましたが、ロゴを入れるなら長く使ってもらえるよう、安心できるメーカーで、と。

最終的にサーモスのカップにビジョンをプリントしてスタイリッシュなものに仕上がりました。一年経ってもみんな使ってくれているので、嬉しいです。

▼ビジョン「INFRASTRUCTURE of CHANGE」をプリントした保温保冷カップ

渡辺さん:ビジョンをプリントしたことで浸透しやすくなっていると思います。アンケートでは、カフェの満足度は90%以上、コミュニケーションが増えたという回答は70%を超えました。


――素晴らしい成果です!大森さんが仕事をするにあたり、常日頃から心がけていることがあったら教えてください。

大森さん:「できない理由を考えるのではなく、できる理由だけを考えて行動する」


これがずっと自分の中にあるモットーです。ありがたいことに今、社内の様々なプロジェクトにアサインしていただいていて、手一杯になりそうなこともあるのですが、できないことはないだろうと、優先順位を考えてやりくりしているところです。

まだ総務の知識が浅いため、自分で解決できないこともよくありますが、周囲にいつも助けられています。

ファシリティの改善に関しては、社内チャットツールで「オフィスコンシェルジュ」という総務のチャンネルを作っています。困りごとや相談があればみんなそこにポストしてくれるので、それを一つひとつ解決しながら同時に知識を積み上げています。

――社内の皆さんから簡単に声が上がりやすいシステムはとてもいいですね。

大森さん
:はい、社員からの様々な声が「オフィスコンシェルジュ」に集まるので、日々知識を積み上げていっているのと、部署を超えたプロジェクトにアサインされていると接するメンバーも多いので、彼らからの生の声を収集するようには心がけています。

――どのようなときに達成感を味わえますか?

大森さん
:(異動前の)営業推進の時からですが、ありがとうとか助かったよ、という言葉をもらえるのは嬉しいですし、やはり頼られることで達成感を覚えます。最近では少しずつ“顔が売れてきた”実感があって、“大森に聞けばなんとかなる”という状況を作っていけているのかなと思いますね。

多種多様な仕事を任せていただけて、他部署との連携もあって、いまどんどん形になっていっているのでやりがいも感じています。本当に異動してよかったと思っています。

――これからの展望など、お聞かせください。

大森さん
:一つは、かねてよりDXといっていますが、まだまだ存在するアナログ業務をどんどん楽にして、社員がもっと本業に専念できるような仕組みづくりをしていきたいです。総務部でも同様で、時間を生み出すことでもっとできることが増えると思うので推進していきたいです。

二つ目は、Howdy Caféの周辺でのイベントの実施です。会議室など個室に入るのではなく、社員のみんなから見える場所でのイベントができるようにしていきたい。

▼9階、10階とも季節ごとに様々な装飾で彩られるHowdy Café

もうひとつ、総務を人気の部署にしたい、という野望もあります(笑)。

私自身はもともと、会社のために何かする部署、というくらいで、詳しいことはわかっていませんでしたが、どうしても地味なイメージがついている部署なんですよね。若返りも含めて、自分が新しいことを実行したり発信したりして、もっと存在感を出していきたいです。

――期待しています!今日はありがとうございました。

◆編集後記

「会社を支える仕事がしたい」――何度もその言葉を口にしていた大森さん。営業の最前線で培った経験を総務という新たなフィールドに持ち込み、仲間の声を汲み取りながら、一歩ずつ着実に変化を起こしていく。その姿は、決して派手ではありませんが、確実に“会社を変える力”を秘めていると感じました。

Howdy Caféの立ち上げや、情報の見える化など、取り組みの一つひとつが「人を思う視点」から生まれているのが印象的でした。これからも、大森さんの裏方パワーで社内の多くの人を支えて続けていくのだと思います。

これからの“CHANGE”にも、注目です!

プロフィール大森 祥平(おおもり・しょうへい)
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 経営基盤部門 総務部 総務課 人事総務企画部 健康経営推進室

大学卒業後、食品メーカーにて勤務。商品企画や商品発注、売り場の提案営業など5年ほど経験したのち、別の業界への転職を希望する。2019年、第4の固定通信キャリアを目指すソニーネットワークコミュニケーションズに入社し代理店営業に従事。しだいに視野を広げ「支える側の業務」に惹かれていき、営業推進への異動を経て、2024年、総務の公募に応募し現職。攻める総務を目指す同部署の戦力の要となっている。
セッキ―

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ライタープロフィール

整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!

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整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!

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