スタイル・エッジ：ホテルライクでスタイリッシュな空間の中に本気の託児スペースが！サステナビリティ推進室が支える「出社」マインド

士業・医業に特化し、「インフラ」「マーケティング」「システム」「コンサルティング」といった4領域で総合的な支援を行う、株式会社スタイル・エッジさんにおジャマしました！

2008年設立、現在のオフィスは2021年12月に移転したもので、そろそろ3年が経過しようとしていますね。従業員数は現在約380名で、そのうち150名弱がこの東京オフィスに在籍しています。さらにその半数ほどが、リモートと出社のハイブリッドスタイルであるシステム事業部の社員になる同社が、コロナ禍を経てもなお増床移転した背景にはどのような考えがあったのでしょうか。また、社員のエンゲージメントをアップする秘策となったオフィスの仕掛けは…？

出社時のリアルなコミュニケーションを大事にする同社のホテルライクなオフィス、見学スタートです～～！

季節の花やグリーンが毎週入れ替わるという、とても贅沢なエントランス！出社のたびに、ホテルに来たような気分です。

木材のルーバーが天井まで施されていて、中へと導きます。右側へ向かうと会議室が並ぶエリアへ（っていってもグリーンが生い茂る様子しか見えませんが）。逆に左側は執務室へ直結。

グリーンがわんさかモリモリのここは・・・

ほどよく仕切られたミーティングスペースになってた！天井が低めにされているので落ち着いて話せそうです。

大きなガラスが印象的な会議室はこのエリアだけで8室あります！ってか一つひとつが広い！

それぞれのお部屋に絵画や書道アートが飾られています。壁面もオシャレです。

なんだかティッシュケースもめちゃカッコいい。湾曲した木でできてて揺れる！
BUNACOの製品だそうです♪

エリアの奥の方に棚があって、来客用ミネラルウォーターはここに・・・と社名入りのボトル♪
筆者はそれより左端にトレーを立てかけられるよう仕切り板がついていることに気がつきました！誰ですか考案したの！感動！

執務スペースに入りましたー 黒いロッカーが全社員分、ずらりと。

おジャマしまーーす♪

むむ。低めに配置した黒いキャビネットが遠くに見えますが、その上にディスプレイしている植栽さんたちがなんかめちゃめちゃオシャレです…鉢もそれぞれ違っててこだわりが見えますね！

席は固定席を採用。ロッカーがあるので個々のワゴンはなくし、足元スッキリ♪

まるでダイニングのようなコーナー。包み込まれるようなチェアですね。

会議室の中にも外にもグリーン。癒し度高めです！

小さめの会議室。グレー一色な感じですがどこか温かみが感じられます。

ふと見上げるとピクチャーレールが！今後もアートが増えていきそうな気配です。

2か所の執務スペースをつなぐ場所にレイアウトされたカフェスペース。なっがーーーーいテーブルとツヤツヤの丸い照明が印象的。

パントリーの上部には本の見せる収納。オフィス内には高い家具は置かないようにしているので、こういったところでスペースの有効活用するのはとてもいいですね。

これはこれは…特等席ですね。足元まで全部キルト仕様のハイチェアは珍しい気がします★

あ！なんでしょう、この部屋はもしや…

マッサージルームでした！専門のスタッフが来て施術してくれるとのこと。

発見！
社内託児所「わ～ママStyle Kidsルーム」は、2014年から設置されたもの。普通に考えたら端っことか奥の方にレイアウトしそうな気がしますが、オフィスのほぼ中央に位置しているなんて、いろんな社員さんを見ることができていいですね！
しかも保育士さんはれっきとした社員さんなので、人となりもわかって安心。お預かりするお子さんがいないときは通常業務に従事しているそう。効率がいいですね。

内装はピンクの壁で優しい雰囲気です♪

このカートがあるということは、外にお散歩にも行けるんですね！オフィスビルのエレベーターでこれを見つけたらほっこりしそうです♪

キッズルームから見える場所には低めの家具を置き、見える景色にも配慮。いきなりデスクが並ぶよりこのほうが安らげそう。

このなっがーーーーいテーブルからなら、子供たちが過ごしている部屋を見ながら仕事できるってことですね！ステキです♪

窓の方を向くとこれまた植栽モリモリのワークスペース、でてきました！

その奥の角には社長室！大きめの会議室を兼ねていて使いやすそう。

奥から全体をこちらのエリアを見渡すとこんな眺めです。高い家具が全然なくて見通しがいいですね～

自動で開閉するゴミ箱！

黒いプランターとキャビネットの背中と、モリモリの植栽とで全然ゴミ箱が目立たない！

足元シリーズ。中央にスチールの板があるのでマグネットフックでお掃除用具もスタンバイできちゃう。

やっと奥まで来ました。カウンター席があって、これまたグリッドが印象的な変わった家具が見えてきましたよ。

なんと！ウォークイン図書コーナーですか！

図書貸出制度があって、本気で図書館風なナンバリングがされてます！わかりやすい！

防災士のセッキーは防災備蓄品については絶対確認！はい、バッチリ格納してありました。保存期限を外箱に記入してあって、完璧ですね。
しかも！これまでのオフィスではあまり見かけなかった拡声器を発見。これ見落としがちですよね。広いオフィスですから備えておいて間違いなしです。

サステナビリティ推進室での取り組みについて伺いました

取締役の花咲圭祐さんにお話を伺いました。

――約5年前からサステナビリティ推進室を立ち上げているそうですね。

花咲さん：働いている社員が最大限のパーフォーマンスを発揮できるような当社独自の多様性に合わせた環境を整備したい、ということで、2014年に社内託児室を設置したことを皮切りに「ダイバーシティ推進室」として整えていったというのが始まりです。以降、くるみんやえるぼしの認定取得にも尽力してきました。

●コンセプト
「全従業員が心身ともに健康かつ社会的に良好な状態で個々の能力を発揮し、クレドが体現される環境を整え、持続可能な経営により社会貢献を果たしていく。」

きっかけとなった社内託児室設置ですが、当時は保育所の待機児童が多く、女性社員が復職したいと思う時期になかなか戻れない、というのが離職の要因になりそうだったことから、自社で整備しようということになりました。

ここ最近は待機児童の状況が少し落ち着いてきたため利用頻度は下がりましたが、復職の不安を払拭するだけでなく、例えば夕刻以降に全体会議や懇親会があっても子供を連れて出席できる、など“働きやすさ”に繋がっていると実感します。

「サステナビリティ推進室」として新たにスタートし、ダイバーシティやCSRなど、幅広い取り組みで、持続可能な経営による社会貢献を目指し、今期よりまた活動を盛り返してきているんですよ。

――運営方法や現状の活動について教えてください

花咲さん：推進室は各部署から複数名集まり、今は13名で運営しています。トップダウンでなく社員からの声や要望を聞きながら取り組んでいます。これまでの取り組みで現在も継続しているものについていくつかご紹介します。

●サークル活動
今一番中心になって活動しているヨガ教室。週一回終業後、プロのインストラクターを招き開催。眼精疲労改善ヨガや、免疫力&代謝アップヨガなど、その都度レッスンテーマがあり、5～10名が集まって毎回ワイワイやっています。

また、社員アンケートによって、様々なサークルの発足準備が進められています。

●「まどろ眠」制度
休憩スペースや自席で20分程度の睡眠を許可する制度。現状はシステム事業部限定で展開中。業務中に堂々と申請していただき、スッキリして次の業務にあたってもらいます。

●マッサージルーム
カフェコーナーに設けたマッサージルームにて、月一回まで社員なら誰でも利用可能。マッサージ、針治療、美容針、オーダーメイド施術などから選ぶことができます。

●図書貸出制度
記事の中でのご紹介いただいた書籍のスペースに置かれている本は、すべて貸し出し可能。予約には自社開発アプリを利用しています。

●パラアスリートに関する取り組み
社員として水泳やボッチャのパラアスリートを雇用しており、両選手ともに国際大会でメダルを獲得し、パリパラリンピックに出場しました。

――素晴らしい活動の数々、ぜひ継続していただきたいですね。

花咲さん：社員が増えれば増えるほどコミュニケーションの課題が発生します。

当社は“総合支援”という事業の特性から、システム、営業、マーケティングなど様々な立場の社員がいます。それぞれの業務は違っても、一つのクライアントに対してすべての部署が関わっているので、メンバー間の横のつながりはとても重要なんですよね。社員同士の食事会費用を会社負担するといったようなコミュニケーション推進制度や、出社することがメリットと感じられる施策も今後もどんどん必要になってくると思っています。

――また新たな施策を始められた折にはお話聞かせていただきたいです！今日はありがとうございました。

◆編集後記◆

黒基調のコーディネートにとにかくグリーンが豊かで、とてもスタイリッシュなオフィスでした！それでも床の明るい木目のせいか、全体的に重さや暗さを感じさせませんでしたね。またデスクも木目調で明るい雰囲気なのでクールな中にも温かみを感じる家具のセレクトだと思いました。

こんなオトナな雰囲気のオフィスの中でワイワイ過ごすお子さんたちの姿を一度見てみたかったです＾＾
本文にも書きましたが、中央にガラス張りで作られていたところに”愛”を感じてしまいました。きっと社員さんにも優しい会社なんだろうな、と思います。

会議室や執務エリアのほぼすべての柱にディスプレイされた書の作品やアート（撮影不可でした）が、会社のカルチャーを静かに確実に伝えていて、出社のたびに帰属意識が高まるようなそんなオフィスでした。

ありがとうございました。