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2011.06.08

中谷健一:トリムタブジャパン有限会社/代表取締役社長
「“場”の力を最大限活用して働く“ノマドワーク”」

東日本大震災の発生直後、社員の出社が困難になったために事業が滞り、企業運営に大きな打撃を受けた企業は少なくない。

これを受け、企業のBCPへの関心は高まっており、その一環としてオフィス外でも業務が進められる環境の整備や場所を選ばない働き方への移行が本格的に議論され始めている。
そんな中で、これまで一部のビジネスパーソンの間で普及し始めていた「ノマドワーク」という働き方が広く注目を集めている。
 「ノマドワーク」とは、クラウドコンピューティングや無線LAN網を活用し、ノートPCやモバイル機器を駆使してオフィス以外で仕事をする働き方のことである。
 この「ノマドワーク」が一般に知られるようになった一つのきっかけとして、『どこでもオフィス仕事術効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法』という書籍が多くのビジネスパーソンの間で話題になったことがあげられる。
 今回インタビューを行ったのは、この書籍の執筆者であり、もう6年以上も前からこの働き方を実践されている「中谷 健一氏」である。
 この中谷氏に、「ノマドワーク」に対する考えや今後の可能性などについてお話を伺った。

■トリムタブジャパン有限会社
 http://www.trimtab.jp/

独立して働く中で自然に身についたノマドワーク

「ここ数年、少しずつ「ノマドワーク」という言葉が認知され始めていますが、そもそも「ノマドワーク」という言葉を意識せず、6年以上もこの働き方を続けている私としては少し驚きがあります。 私が「ノマドワーク」を始めた理由は、独立した際にカフェ等で仕事をすることに違和感が無かったことや、オフィスを持って固定費を払うことを考えると飲食店や公共の空間を使って上手く働くのも悪くないと考えたからです。
そういった考えの基で働くうちに自然と今で言う「ノマドワーク」をしていました。」

東京全体が自分のオフィス

「そういった働き方を続けるうちに、自分が集中できる場所や居心地のいい場所などの区別をするようになりました。更に、やるべき作業の内容によっても向き不向きがあることが分かってきて、“場の力”というものを感じるようになりました。
今では、都内各地に各種の作業にあった場所がいくつもあって、マップ化されており、東京全体を自分のオフィスのように使っています。
もちろん、オフィスを作った場合に比べ、文具や電源、プリント、インターネットといった機能面での不満がありました。そういった問題点を自分なりに克服し、その手法をブログで紹介を続ける中で、それが本になったという経緯があります。この書籍では概念的な内容ではなく、かなり具体的にすぐにでも実践できるノマドワークの手法を紹介しているのですが、思った以上の反響に、自分みたいな働き方をしている人・しようとしている人が増えているのだなということも感じました。」

業務へのこだわりが今の活動に繋がっている

「この書籍もそうですが、僕自身ユーザー目線になって本当に役立つ情報を発信していくこと にこだわりがあります。
ビジネスマンとしてのスタートは株式会社リクルートで、結婚情報誌『ゼクシィ』やiモード初のファッション情報サイト『エフモード』の立ち上げなどを行ってきましたが、それらを成功させることが出来たのも、そういったこだわりが功を奏したのだと思っています。
たとえば『ゼクシィ』では、結婚式の専門家のアドバイスを記事にするのが業界の常識だった中、一般読者のリアルな結婚式づくりのプロセスに着目し、紹介していったことが読者の反響 を呼びました。 『エフモード』では、試着も商品の詳細確認も出来ないケータイで洋服が売れるわけがないと言われる中、を、“最新の服がすぐに手に入れられる”というユーザー目線のメリットに着目することで爆発的な売り上げを作りました。
リアルなユーザーの目線へのこだわりは、今のノマドワーク関連の活動にも繋がっているのだと思います。」

ノマドワークをもっと日本に浸透させていきたい

「欧米では、日本よりもノマドワークのような働き方が徐々に浸透してきており、「Coworking」と呼ばれるノマドワーカー同士が働く場所をともにし、コラボレーションを促進するような働き方も急速に広がっています。
 日本では、クラウドサービスやWiFi設備等、環境には恵まれているものの、特に大企業においては、まだまだ“仕事は会社で”という考え方が根強くあるようにお思います。
今回の震災のあと、場所を選ばない働き方が注目を集めていますが、これをきっかけに、もっとこの傾向が加速するのではないかと考えています。

 私自身、昨年には、「ノマドワーカーミートアップ」という会合を開き、実際にノマドワーキングを実践している方々を集めて交流を促し、ノマドワークの促進に向けた活動しています。
 今年6月2日には、この会合の第二段に当たる「モバイルワークスタイルフォーラム」というものを開催し、モバイルワークを実践している企業や導入を考えている企業、そしてノマドワーカー達を集め、企業を軸に場所を選ばない働き方についての議論を行いました。
 今後もこういった活動を通して、日本のビジネスパーソンがよりパフォーマンスを出しやすい環境づくりの一端を担えたらと思います。」

会社を組織化しサービスを拡大していきたい

 「本職は企業向けのマーケティングコンサルティング業務です。小さなコンサルティング会社なので、大手コンサル会社と張り合うようなことはせず、ちょっとユニークなカテゴリーで、独自のメソドロジーでプロジェクトプランから実行までをお手伝いしています。
 具体的には「リアルとデジタルを横断する顧客戦略」という分野に特化し、クライアントのスタッフ全員参加の研修という形式で戦略を編み上げ、アクションプランにまで落とし込むというサービスを提供しています。
 スタッフがリアルな現場で感じる思いや気付きを紡ぎながら、顧客戦略をわかりやすい言葉にし、最終的には具体的なWebコンテンツや業務のTODOに落とし込むプロセスをご一緒させていただきます。スタッフの皆さんの顔がぱあっと輝く瞬間は、ワクワクしますし、お手伝いの後でしばらくしてから「最初はWeb構築のプロセスだ思っていたけど、Web以外の取り組みも活性化した」と聞いたりするのは、素直にうれしいです。
 現在、私個人が行っているこうしたメソドロジーを組織で運営できるようにし、自社のスタッフを増やしていくことがこの先数年の課題です。」

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 総合ファッションサイト『エフモード』や『ゼクシイ』の立ち上げ、また、独立後のコンサルティング業務、そして『どこでもオフィス仕事術』の執筆。
この10年の中谷氏の活動についてのお話から共通して感じたのは、

「相手が本当に求めているものを提供する」

そんな信念である。

 表面的におもしろいだけのサービスではなく、相手の立場や行動を細かく分析し、その人にとって本当に役立つサービスを考える。
そのこだわりとも言える信念を原動力にした中谷氏の取り組みが、多くの人に支持されるサービスを生み出してきたのだろう。
昨今ITの進展により、PCやそのソフトの機能が向上し、一見中身の薄い成果物でもそれなりに表面的に取り繕うことが出来てしまうようになり、物事の本質が分かりにくい時代になっていると感じる。
そんな中で、やはり「まず第一は中身だ」と改めて認識させられたインタビューであった。
今後、現在の個人での活動を組織・集団での活動に昇華し、さらに多くの人へサービス提供していきたいという中谷氏が、次はどんな話題を生み出すのか、、、期待は高まるばかりである。

プロフィール中谷健一
トリムタブジャパン有限会社/代表取締役社長

リクルート社で編集者として結婚情報誌の創刊・WEB企画立案に携わる。
2000年iモード初の総合ファッションサイト『エフモード』を立ち上げ2002年同事業のEBOに参加して取締役に。通販サービス設計、フリーマガジンやファッションイベントのプロデュース、クロスメディア広告企画などを担当。
2005年に独立。2006年4月にトリムタブジャパンを創業し、現職に。
モバイルを活かした事業・サービスの立ち上げ、顧客戦略設計構築が専門分野。
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