ライター:セッキ―
2023.12.14
さてインタビュー編では事業発足10年の歩みをお聞かせいただきましたが、「じゃあ一体そのオフィスはどうなってるんだいっ!!」という興味が湧いて湧いて収まらないので、ここからはparkERsさんのオフィスをご案内いただきました!
ビルの中の公園、癒しの空間。
さあ行ってみよう!
エレベーターが開いて着いた瞬間から癒しの空気が始まっていました。これ、同社のオリジナルプロダクト、『Hamon Lamp(波紋ランプ)』が織りなす照明の動き。
見上げると天井にしかけが。丸い透明な天板部分に不定期に落ちてくる水のしずくが生み出す波紋が、照明に照らされて足元にふわぁっと浮かび上がるんです。これ見ていられるならここで何時間でも待てそうです。
「照明が床だけでなく植物に映り込むという美しさもあるんですよね」(ブランドクリエイティブディレクター/城本さん)
→波紋の動きがよくわかる動画はこちら♪
入ってすぐ左手には、情熱的な一輪のダリアが。WEEKLY FLOWERとありますね。ちょっと見づらいんですが、半円状のスチールの枠のところに隙間があります。そこに、名前の付いたガラスの細い花瓶とその週のお花が全社員分挿してあって、出社したら自分の花瓶をフリーアドレスの好きな席持っていき、自席の穴に挿すってわけです。退社するときはまたここに挿していくんですって。なんてステキなルーティーン♪
現在はリモート出社が増えたのでこの運用はせず、各席に挿してあるんです。なるほど見渡すとほら、赤いダリアがところどころに。これで心を打たれない人なんているんですか。
こうして一日に花を見る時間が増えることで、季節の移り変わりを社員自ら体感しているんですね。
オフィスのほぼ中央に位置するWaterfront!とても大きな水たまり、parkERsさんならではの水の演出です。中央あたりから湧き出ていて、チョポチョポ…とずっと小気味よい音を立てているんです。
水は循環していて、時折水滴が天井のほうからポチョンポチョン、と落ちてくるつくりなのだそうですが、私がいる間にはその様子は見られませんでした(涙
防災の観点からは、大地震ともなれば少し心配なこともなくはないですが、少量の水が循環するつくりなので、少しの揺れならば隙間に落ちていくとのこと。その心配よりも、日々癒しを提供してくれるWaterfront、いやいやまさか、これが命をつなぐ水になるかもしれませんよねぇ★
こちらは本物の木材を使ったパーテーション。素朴な感じがステキです★商品化してください!
曲がった木は廃棄になりやすいのですが、あえてそのような素材に注目し、オフィスデザインに取り入れているとのこと。
「時間をかけて育てているのに多くの部分が無駄になってしまう。例えば角材をとろうとすると木の中心を四角くカットして残りの部分は廃棄になるわけですが、そこにいかに付加価値を付けて利用するか。木のいろんな表情を見て可能性を見出すんです」(同/城本さん)
素朴な感じがいいですね★
わあ、水の什器は卓上に置けるサイズのものもあるんですね。受付なんかにいいですね!(自宅にもほしい!)
カウンターに埋め込むタイプなら、もっとスマートになっちゃいますね♪→カウンター埋め込み事例
このオフィスは【インドアパーク】【アウトドアパーク】【フォレストパーク】と大きく3つのエリアに分かれています。
まずは【インドアパーク】
中央の水たまりより右のエリアです。カーテンの先には2か所、社内外のミーティングに利用できるコーナー。
手前は大胆に配置された大きなL字のテーブルが印象的です。このテーブルはトチノキの4つの板をうまく組み合わせて作られたそう!ダイナミックですね。自然な風合いがステキです★
割れ目も、この世に一つしかない貴重な風合い。
コードを通すように穴が仕込まれていたり…
脚下には電源タップがぴったりはまるように作られていたり。
【アウトドアパーク】
水たまりの左側のエリアで、自然の日の光が入る公園をイメージしています。窓にはたっぷりのグリーンカーテン!
移転してすぐの頃の画像。こんなに成長したんだ…ブランコチェアがあってまさに公園♪
座ってみたいけど…ダイエットしてから来ます♪
▼同社ホームページより
ウッドチップが敷き詰められた上をザクザクと歩くことで、足裏からの感触や光などを感じる場になっています。コロンとした形状がほっこりしそうなスツールも、間伐材からできたもの。
▼同社ホームページより
現在は増席していて、バウムクーヘンの3分の1カットみたいな形状のテーブルが置かれていましたww
【フォレストパーク】
最後は奥、木立の多い涼しげな公園をイメージした執務エリア。圧倒的なグリーンのボリューム!木はすべて鉢ではなく地面から直接生える演出!木の根元まで美しく見せるために、中央のテーブルは脚がなく吊られているんです!
階段をくりぬくように植物が植わってる!ここから近い明治神宮の森の植生を参考に、植物を植えているのだそう。ご利益ありそう、ちょっと拝んでいこう。
あー君か、ここにきてからずっと癒しの水の音を提供してくれていたのは…ありがとうありがとう★ 流れてくる水をためている水槽…。ふつう、水槽って横から見ますよねぇ、上からのぞき込むって、いやもうガチの自然。まさかのお魚さんいました★
実際にお席に座らせていただいたのですが、なにこれ、木に包み込まれるような感じ!ほどよく目線が隠れるので集中できそう。本気で外の公園で仕事すると眩しくてPC画面見えないんですよね。
造作のデスク気に入った!下にものを置けるようになってる!学校の机みたい!
自分が鳥か小動物になったような気分になれる執務空間。
「吊りテーブルは酔ってしまいそうで最初は躊躇していたのですが、今は程よい距離感がよくて使っています。ときどき揺らしちゃって、あ、ごめん、ってなるんですけどそれもまたコミュニケーションになります。」(広報/森さん)
会議室が一つだけありました、ココから入るんですね。
これはまた雰囲気のあるお部屋~明るく日差しが入ります。
頭上には、、、枝ですか!パーテーションと同じ考え方で、そのままでは捨てられてしまいそうな枝の部分を照明と掛け合わせてアートのように。すてきです★
社内から見たところ。窓枠がいい感じですね。
以上です、ありがとうございました!
【編集後記】
いかがでしたでしょうか!
筆者がこの原稿を書きながら思い立って、どんな行動をとったか、わかりますか?
庭に植えている花を手当たり次第に採ってきて机上に飾りました!目の前が明るくなり、自分にいいことをしたという実感がありました。
在宅ワーク中は必ずというほどyoutubeで水の流れる音を流している筆者。parkERsのオフィスは水の音といい、木漏れ日といい、どこを向いても緑が目に入る緑量の多さといい、間違いなく最高の環境でした。どれだけ日々の中に自然という癒しが必要かというのを実感します。
結論、人々は潜在的に公園を求めている。いや、自然そのものかもしれない。自然が導く癒しと公園で生まれるコミュニケーションは現代社会に必要です!このオフィスを全部真似するのは難しいかもしれませんが、3つのうちどのパークなら取り入れやすいかな、なんて検討してみてもいいかもしれませんよ♪
このオフィスは緑化を検討する際のショールームになっているので、気軽にお問い合わせくださいね♪
Information | parkERs(パーカーズ) https://www.park-ers.com/
※株式会社パーク・コーポレーションの空間デザイン事業部 所在地:東京都港区南青山3-1-7 青山コンパルビル3F 設計:parkERs 施工:parkERs、solva |
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ライタープロフィール
整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!
ライタープロフィール
整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!
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