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気になるノウハウ!

ライター:一色先生

2026.04.28

教えて!一色先生「コミュニケーションを活性化するオフィスのカイゼン例」

こんにちは。一色です。

「同じメンバーとはよく話すけれど、他の部署とは接点が少ない」
「世代が違うと、ちょっとした雑談が生まれにくい」

そんな声は、多くのオフィスで聞かれます。 今回は、組織風土の変化につながる“コミュニケーション活性化”のカイゼン施策を、「目的」「具体アイデア」「実務ポイント」の3つの視点でご紹介します。

派手なリニューアルではなく、日常の延長でできる工夫にフォーカスしています。

①「偶発的な会話」を生む動線づくり

★目的:部門や役割を越えた“自然な出会い”を増やす

★具体アイデア

・コピー機や備品を一箇所に集約する
・給湯・コーヒーエリアをオフィス中央に設置する
・多くの人が通る場所に滞留する仕掛けをつくる(カイゼンボード・ストックなど)

★実務ポイント
・不便になりすぎないバランスが重要(業務効率を損なわない)
・滞留できる“ちょい余白”(立ち話スペース)を確保する
・カイゼンボードは常に掲示内容を変化させる

★ポイントは「会話をつくる」のではなく、会話が起きる状況を設計することです。

コミュニケーションボード(カイゼンボード)の近くに作業台を設置

②「部署を越えるきっかけ」を仕掛ける

★目的:普段関わりの少ないメンバー同士の接点をつくる

★具体アイデア

・他部署の人と話すきっかけをつくるランチ会
(他部署のメンバー同士のランチ会を支援する)
・テーマ別ミニ交流会(5~6人程度の短時間)
・社内プロジェクトの“ゆる参加枠”を設ける

★実務ポイント
・強制感を出さず「参加しやすい温度感」にする
・テーマを設定すると会話のハードルが下がる

★ 重要なのは、社内で会話をしたことのない人を少なくしていくことです。 小さな接点の積み重ねが、組織の空気を変えていきます。

ランチdeコラボ

③「見える化」で会話のきっかけをつくる

★目的:人となりや仕事の内容を共有し、話しかけやすさを高める

★具体アイデア

・メンバー紹介掲示(顔写真と名前・趣味・一言メッセージなどを掲載)
・プロジェクト進行の簡易掲示
・「最近の出来事」共有ボード
・新人初心者マーク

★実務ポイント
・更新が止まらない仕組みにする(当番制・持ち回りなど)
・情報は“軽め”が良い(深すぎると続かない)
・話しかけやすくなるきっかけを用意する

★会話は「何を話せばいいか分からない」状態で止まります。 話題のタネを空間に置くことが重要です。

周囲のメンバーの顔と名前を知るため、ロッカー写真掲載

新入社員初心者マーク

④「会話しやすい場所の選択肢」を増やす

★目的:気分や相手に応じてコミュニケーションの形を選べるようにする

★具体アイデア

・少人数で使える打合せコーナー(プチ打合せコーナー)
・ちょっと話せるカウンター席
・一人でも複数でも使える共用テーブル

★実務ポイント
・新設ではなく“既存スペースの転用”でも十分可能
・用途を明確にしすぎない(自由度を残す)
・使われ方を観察して改善を繰り返す

★ ポイントは「完璧な空間」ではなく、使い方が自然に広がる余白を残すことです。

プチ打合せコーナー

⑤「体験の共有を仕組みにする」

★目的:一時的な施策で終わらせず、継続的な文化にする

★具体アイデア

・週一回の一斉清掃タイム
・季節イベントの簡易開催
・社内掲示の更新ルール化

★実務ポイント
・同じやるなら面白がって
・BGMで雰囲気をつくる
・小さく続けることを優先

★カイゼンは単発ではなく、“続くこと”そのものが価値になります。

一斉清掃する様子

まとめ

コミュニケーション活性化というと、大きなレイアウト変更や制度改革をイメージしがちですが、 実際には、
*偶然の接点を増やす
*話すきっかけをつくる
*無理なく続く仕組みにする
といった、日常の延長線上の工夫が大きな効果を生みます。

オフィスは「働く場所」であると同時に、人と人の関係性が育つ場でもあります。 まずは一つ、できるところから。
小さな変化が、組織の空気を少しずつ変えていきます。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

一色先生

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ライタープロフィール

コクヨに42年間オフィスデザイナーとして勤務。オフィスデザインだけでなくオフィス研究やオフィス運営維持活動も担当。オフィスやカイゼンに関する講演は全国で50回以上実施している。2019年にはデザインスタジオを開業。オフィスのコンセプトづくりやコンペ提案のアドバイスを対応。
水彩画家として個展やカルチャースクールの絵画講師、公募展への応募なども行っている。2020年には初出品した水彩画が日展入選。はやくスケッチ旅行を再開したい。

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コクヨに42年間オフィスデザイナーとして勤務。オフィスデザインだけでなくオフィス研究やオフィス運営維持活動も担当。オフィスやカイゼンに関する講演は全国で50回以上実施している。2019年にはデザインスタジオを開業。オフィスのコンセプトづくりやコンペ提案のアドバイスを対応。 水彩画家として個展やカルチャースクールの絵画講師、公募展への応募なども行っている。2020年には初出品した水彩画が日展入選。はやくスケッチ旅行を再開したい。

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