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ライター:セッキ―

2024.02.21

1年で実行した施策は10以上―社員の声を形にするホロンシステム

皆さんの会社で最近行った施策はどんなものがありますか?
声を挙げる場所は用意されていますか?

今号は、1年で12もの施策を導入したという株式会社ホロンシステム様を取材しました!

「品質第一をモットーにお客様に最適なサービスを提供する」をミッションに、システムの開発・運用をメイン事業とする同社は、1988年創業、東京・大阪・名古屋に拠点を持ち、現在約350名の社員を擁する会社さんです。

そんなにたくさんの施策を導入した会社、聞いたことがありません。そのほとんどが社員からの要望からというのも驚きです。では根ほり葉ほり、いっちゃいましょう!

まずは◆会社概要◆を整理しておきましょう。

-社名:株式会社ホロンシステム
-創業:1988年5月
-社員数:351名(男性263名・女性88名) 2023年4月1日現在
-事業内容:
  1 システムコンサルテーション、システムインテグレーション、
  ソフトウェアの受託開発、運用・保守サービス
  2 ソリューション販売
  3 クラウドビジネス

第二創業期に入り、採用活動も活発です!

ざっと、この1年間(2023年2月~2024年1月)に実行済の施策を新しいもの順にご紹介しましょう。

1.2024年1月:昼休憩時間の延⾧ 45分→60分に増加
2.2023年10月:資格取得報奨金の変更(対象資格の追加、支給額増額など)
3.2023年10月:慶弔に係る金額の増額
4.2023年10月:社内イベントの企画を業務へ変更
5.2023年8月:忌引きの特別休暇延⾧
6.2023年5月:時差勤務恒常化
7.2023年4月:時間単位年休の導入
8.2023年3月:本社レイアウト変更
9.2023年3月:服装原則自由化(T シャツ、ジーンズ、スニーカーで可)
10.2023 年2月:有給休暇取得促進策の展開(本年度50%、次年は60%が目標)
11.2023 年2月:内部通報窓口女性人員1名追加
12.2023 年2月:資格取得に関わる事前申請廃止(自己研鑽の奨励)


これだけのことを1年で!!
すごいスピード感です。社員から頻繁に挙げられる要望を一つひとつ議論し、実行に結び付けていったのですね。ちなみに総務ユニットは本社で5名の体制だそうですよ。

今回お話を伺ったのは、
管理本部 人事総務部総務ユニットのユニット長、河野さん♪

では早速。
まずは【本社レイアウト変更】からいってみたいと思います。

社長室をなくし社員のためのオープンコミュニケーションを実現

社員数350名とはいえ、ほとんどがSEとして顧客先常駐やリモートワークをしているため、毎日オフィスを利用するのは20~30名ほど。席数80席を確保した余裕のあるオフィスには、自宅並みに集中できるブース、ちょっとした会議ができるファミレス席も設けられました。これまで島型&固定席だったレイアウトは、フリーアドレスを導入してパーテーションをなくしコミュニケーションがしやすくなったそう。

また、女性に配慮したオフィス作りを目指し、なんと社長室をなくして休憩室を新設!社長も個室にこもっているより社員の顔が見えるし、今までより会話ができるようになってかえってよかったのだとか♪

オフィスがオープンになると気持ちも明るくなりますよね!ということで、【服装完全自由化】という施策も活きてきますね!以前は、ノータイでも襟付きというルールだったそうですが今ではジーンズにスニーカーなど、完全にラフな格好になって社内がリラックスした雰囲気になりましたーー♪

続いて働き方の施策です!

効果的なお休みで業務にも好影響!

【有給休暇取得促進策】を展開中!本年度(2023年度)50%、次年は60%が目標とのことですが、そのための施策ともいえるのが、【時間単位年休の導入】です。

ちょっと銀行に、
ちょっと病院に、
ちょっと子供の学校に。
そんな数時間の有休を積み重ねることで、どんどん取得促進につながりますね!

「半休ほど長くなくていい」「周囲に負担をかけずにすむ」そんな社員の声から生まれたそうです。2時間くらいの利用が多いそうですが、、

総務ユニット長の河野さん→「犬の散歩ができていいんです♪」
ですって!

もうひとつ、
【時差勤務恒常化】があります。コロナ下では多くの企業が導入していた施策ですが、ホロンシステムさんでも前倒しや後ろ倒しを可能にしていたそう。これを、5類移行後も継続することにしました。

朝8時に出社している河野さんは、そうか、16時半に帰れるんですね!でも…働き盛り世代、明るいうちに帰宅したら時間を持て余しませんか?

「いえ、犬の散歩しています!」

いや河野さんちの犬、幸せ!!(笑)。

さて次は。
【昼休憩時間を15分増加(45 分→60分)】これは嬉しい施策ですが、もともとの経緯はというと、、、

労基法上、8 時間の勤務の場合 60 分の休憩をとるルールですが、まず勤務時間を 7.75 時間に短縮し、それに伴い休憩を 45 分に変更したのです。なるべく早く退社できるように、と の施策でした。これを数年続けましたが、実際には残業時間が減ったという実績があるのです。

そして今回、「お昼の休憩をゆっくりとりたい」という声が挙がったことを受けて、終業時間は変えずに(労働時間を 7.75 時間からは 7.5 時間に短縮)、休憩時間を 60 分に増やしたんですね。オフィスの立地の問題で、外で昼食をとろうとすると45分では足りない、という切実な問題があったようです。今では社長室改め休憩室で女性たちはゆっくり休憩できているみたいでよかった~。それでも、終業時間は守られているそうで、素晴らしいですね!

資格に関するご褒美ならやる気もUP!

システム系の企業では、たくさんの資格があり、有資格者が多ければその会社の信頼度も上がるというものです。そこで、【資格取得報奨金の変更】を実行。23もの資格が追加され合計78資格が報奨金の対象になり、支給額も増額されたそう♪
ポイントは内定者!すべての報奨金対象の資格について、入社前に資格取得した場合も、入社後に報奨金が支給されるように変更したんですって。内定者は入社までの間、頑張って勉強してくれますね、きっと。

また、【資格取得に関わる事前申請廃止】も。事前に申請してもしなくても「自己研鑽を奨励」する想いは変わりませんからね。

働きやすさの観点で、さらに2つの施策

【社内イベントの企画を業務へ変更】

普段オフィスで顔を合わせることがない社員の皆さん、スポーツやBBQなどのイベントは頻繁に開催されてるそうですが、すべて業務外の時間を使って企画や準備をしていました。それらのイベントは少人数単位の単なるレクリエーションではなく、全社員をお誘いしているものだそう。

これが”会社への帰属意識向上に貢献している”、とされ、”業務”として認めることになったのです。幹事の社員さんの声としては、会場への交通費も支給され、プライベートの時間を割かずに済むので、前向きにイキイキと取り組めるとのことです!

【内部通報窓口女性人員1名追加】

重要なポイントですね、ぜひここは男女平等でおねがいしたいところです!これまで相談しづらい雰囲気だったのが、女性を加えたことでハードルが下がり、気楽に相談しやすくなった、との声が届いているとか。

そのほか、【忌引きの特別休暇延⾧】【慶弔に係る金額の増額】なども実行されています。すべて社員のためになる施策ですね。

    *     *     *     *     *

ここまで、12の施策をご紹介してきました。
これらのほとんどが、社員からの要望によって議題にあがり実行まで結びついたものだそうですが、そもそも声が挙がりやすい(要望を言いやすい)風土のように感じますよね。そのような風土にするために何か工夫はあるのでしょうか?

「割とざっくばらんに声が届きます。席に座っていると横に執行役員が来て、『大阪でこんな声が挙がってるんだけどどうにかなる?』といった具合で、執行役員が社員とよくコミュニケーションをとっていると思いますね。

社員にとっては、言ったことが実現しないと『どうせ言っても無駄』となり、ますます声は挙がらなくなると思います。早めに実現することを繰り返していくことで、社員の声を反映してくれる会社だ、言ってみたら会社がもっと良くなる、という雰囲気になっていくのではないでしょうか。」(河野さん)

河野さんはこうも続けます。

「人材は宝です。できるだけ要望には応えたい。社員の皆さんが本業に集中できるように環境を整えるのが、総務のミッションです。」

こんな総務さんがいて頼もしいですね!イキイキと働く社員さんの顔が目に浮かびます。

▼人事総務部/総務ユニットの皆さん

では、社員さんは会社をどのように思っているのでしょう?ホームページの中の先輩インタビューにある【ホロンシステムを一言で表すと?】という質問への回答から抜粋してご紹介します。

◆「良い意味で”変”な会社」社員同士の距離感の近さや色々な意見が言える柔軟性がある
◆「会社と共に自分も成長する会社」男女の境なく社員同士仲がよい
◆「風通しの良い会社」自分が話し易い距離感を保ったままで、よく話を聞いてくれる


みなさんの会社はどうでしょうか?総務さんの姿勢と日々の努力の賜物ではないかと筆者は感じました。これからどんな施策が生まれていくのか、楽しみですね♪

Information株式会社ホロンシステム 

*事業内容:1 システムコンサルテーション、システムインテグレーション、ソフトウェアの受託開発、運用・保守サービス、 2 ソリューション販売、3 クラウドビジネス
*本社所在地:東京都千代田区三番町8番地1 三番町東急ビル2階
*設立:1988年5月23日
*代表者:代表取締役会長/小林 正博、代表取締役社長/小林 真一郎

◎採用サイト:先輩インタビュー
セッキ―

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ライタープロフィール

整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!

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セッキ―

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