ライター:セッキ―
2023.11.15
「すべての人生に自由を 医療に革命を」
というミッションの下、再生医療の分野で革新的に成長中の、セルソースさんを取材しました!
“ゼロから新しい価値を生み出す”という意志がこめられた新しいオフィスは「ZERO BASE」と名付けられました。
インハウスのデザイナーさんがオフィスファシリティの指南役に初挑戦されたというのも珍しく、苦労話もお聞きしながら、随所にみられるその“会社愛という名のこだわり“を楽しく発見できる取材でした!
さあ行ってみよう~~!
ワンフロアに集まり、お互いの顔が見えるように
社員数約150名のうち、100名ほどが今回移転したこの「ZERO BASE」を利用、残りの50名に派遣社員等を合わせた約100名は同じく渋谷の別のビルに位置する再生医療センターに入居中とのこと。そちらは、いずれ川崎に新設された「ZERO LAB」の方に移転が決定しているそう。
移転理由は増員によるスペース不足。コロナ下でも順調に採用活動が進み、いずれ明けた際に出社しようとしてもこれでは業務ができない、という危機感から移転を決意。
今年の8月、猛暑のさなかで引っ越しを終えた新オフィスでは嬉しい変化が起きました^^
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*2つの会議室を取り合い、リフレッシュスペースも会議室化していたけど・・・
→全部で8室に。ちょこっとミーティングスペースも増え、業務効率UP!
→休憩スペースがゆったりと設けられ、ランチなどで部門を超えた交流が生まれるように
*2つのフロアに分かれ、今日誰が出社しているのかもわかりづらい状態だったのが…
→ワンフロアでお互いの顔が見え、会社としての一体感が持てるように
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移転と同時にロゴの刷新も
今回の移転のタイミングで、8月1日より会社のロゴを刷新。今回の新オフィス「ZERO BASE」に取り入れられているカラーこそが、そのロゴに使用されている色そのものなのです。
同社独自の経営手法などをもとにブランドカラーとして設定された3つの色。それぞれの意味を簡潔に説明しますと…。
◎セルソースグリーン=人が集い憩う公園のイメージ、同社が創る未来を表現
◎インフィニティブルー=地球をイメージし、持続可能な社会を示す
◎フリーダムホワイト=何色にでも染まれる、同社メンバー自身たちの可能性を示したカラー
※詳細はこちら
▼同社公式noteより
もう一つ、「ZERO BASE」を象徴するものが、だまし絵の“ゼロ”です。じっくり紹介していきますので、お楽しみに~~♪それでは行ってみましょう~~~!!
* * * * *
エントランスは広々とした空間。まぶしいほどフリーダムホワイトが使われています!天井のなだらかな曲線が柔らかい雰囲気ですね。再生医療っぽい、とお客様からも評判だそう。
正面の壁には大きく映像が投影されていて、柔らかに動いているのを思わずぼーっと眺めてしまいます。初めは大きなマルだったのが、だんだんたくさんの小さいマルになって増えていく、、、同社独自の経営方針「HSF経営」を表現したもので、来訪したお客さまが一緒にやっていきたい、未来を創っていきたい、と思ってくださるようなおもてなしの場所を構築した、ということでした。
写真提供:CellSource
緩やかなSの字を描くベンチ。ロゴの「C」の中央にあるSのラインを模したデザインだそう。
振り向いた側の壁には同社の「パーパスとスピリット(信念)」が大きく記されています。こちらは鮮やかなインフィニティブルーとセルソースグリーン!
「こんにちはー」と出てきてくださったのは、デザイン戦略部長の大熊さん!動く映像の横に扉があったんですね。
エントランスの裏手に大きな会議室を備えているとはビックリ。最終決定を下す場所、という意味で名前は「会議室Z」。なるほど~。こちらの大きな壁一面、セルソースグリーンとインフィニティブルーのグラデーションなんですね~
(壁紙やさん、骨折れたでしょうねえ…)
写真提供:CellSource
廊下を通って、ふとエレベーターホールを見上げると!天井のくぼんだ所の両ヘリをセルソースカラーのグラデーションになってる!来訪者はエレベーターを降りたときからセルソースさんの世界に浸れるってわけ。手がこんでる~~
エントランスを背に会議室エリアへ向かうと…
通路に見えてきたのが「0(ゼロ)」のだまし絵。デザイン戦略部長、肝いりの場所です!「すべてはここから始まる」そんな想いを、お迎えしたお客様にも体現してもらいたい。まさにZERO BASEへようこそ!ですね。
それにしてもこれも共用部…ビルのかたもきっと共感してくださったのでしょうw
近づいていくとどんどん形が変化して見えます。ここから見るとお花みたいですね^^(左)
通り過ぎてからエントランス側を振り返るとまた全然違う表情に!(右)
面白い!!緻密に計算されたしかけです。
さあこちらが会議室のエリアです!6つの部屋すべてがガラスで見通しよく、爽やかな色味が映えるエリアですね!
写真提供:CellSource
むむ、「ROOM」の2つのOがインフィニティ(無限)マークになってる!!大熊さん!ニクイ!!来訪者や画面の先にいるお客様も、セルソースのメンバーも皆つながっている、という思いを込めて。
角部屋は見晴らしがいいですね!
6室すべて、モニターを設置している側の壁のみに色がついています。いやいやよく見てみよう。単色でなく、グラデーションになってる!いやーすごいこだわり!
消火器発見!
ではこちらからオフィス内に入っていきまーす!ちょうど目線の部分だけ曇りガラスになっています。ここにも経営理念が記されていますね。
写真提供:CellSource
全体的にフリーダムホワイトを基調にした執務室はフリーアドレスを導入(バックオフィスのみ固定)。全社員150名が出社しても業務できるよう席が用意されています。
向かい合うより隣に座る方が、人間って安心感が生まれそう♪ 4人用のテーブル席は、ソファにしたことで自然と隣に座る姿も見られますね。正直WEB会議ばかりで向かい合うのは飽きていますよね…
この席好き♪ここは争奪戦になりそうですね~アクリル板が曲線になっているのが柔らかい印象でステキ(本来直線の予定だったものが、消防法によりこのラインになったそう)。背中側をブランドカラーにしていることで、WEB会議の背景にも嬉しい配慮♪
窓に面したカウンター席も人気ありそう♪
縦に長い執務エリアの中央あたりにハイカウンターでアクセント。
ところどころに見えるこの記号は、「今○○にいますヨ」を相手に知らせる際に使う目的で表示。便利に利用してほしいですね!
あ、またインフィニティ発見!ブースは1人用と2人用をご用意。
サインがかわいいと思ってみていたら。なんとこの裏側部分がブルーに塗られているんですって!壁から浮かせているので、白い壁に反射してうっすら見えるという…ザ・細かすぎ選手権!!社員さん、気づいてますかぁーーーー!
執務エリアの中心には「サークルゼロ」。天井の照明も、テーブルの形状も円形をしています。
写真提供:CellSource
さて実は、会議室エリアからガラス張りの入り口を入ってすぐ、休憩スペースがあったのです。少し床をあげて、こんな場所になっています。
天井、わかりますか?「サークルゼロ」にあった円形の照明を少しバラしたようになっています。「サークルゼロ」では意識を集中させて仕事をする、または皆が集まって結束するイメージですが、ここではその緊張をほぐし、個人個人の時間も大事にしましょう、というような場になっています。なるほど、カラーのルールを守りながら、照明や家具などでその場の扱いを表現する、面白いですね。
写真提供:CellSource
太くてゆるーい「S」の字のテーブル!エントランスのベンチと同じですね^^
ではまた執務エリアの方に戻ります!大きめの壁が自社を象徴する色合いになっていることで帰属意識が高まりそう。正面にはこんなに遠くからでもはっきり見えるパーパス。増員し続ける同社、理念の浸透はさりげなく、でも確実にやりたいものですよね。
内側はロッカーやコート掛けになっていました。
こういうところまで、大熊さんの優しさカーブ。
社長のお席がありました。
その裏手に、会議室が2つ。ひとつはエントランスの裏手にあったZ。もう一つがこのXです!
この会議室は全ての壁面が真っ白!決算説明会やオンラインでの配信にはもちろん、新入社者の写真撮影などにも利用できます。
11階というロケーションを利用して、社員のご家族を呼んで神宮花火大会の鑑賞をしたそうです!うらやましい~~~移転したからこそできるイベントですね!
これで一周できました!
デザイン戦略部長/大熊氏にお話を伺いました!
「設計については4社ほどのプレゼンを受け、中でも一番我々の想いを理解してくださった会社に依頼しました。
プロジェクトが始まってみると、実は天井が抜けない、など当初の思惑と合わないことが出てきた部分もあり、図面とはだいぶ違う仕上がりなったんです。でもこうしたらああしたらとアイディアを出し合い進行することができました。ファシリティ系のデザインは未経験でしたので、いろいろと勉強させていただきましたね。
執務席では食事をNGにしたことで、ランチなどにしっかりリフレッシュスペースを活用してくれるようになり、自然と部署を超えた交流ができています。以前はフロアがいくつもに分かれていて、すぐ近くにいるのに遠く感じる、みたいなところがあったので、やはりワンフロアの良さを実感しています。
社員からは、シンプルに“いいっすね!”みたいな反応はもらっていますが、詳しい感想は聞いていません。本当に美味しいものを食べて“美味しい”しか言わない、っていうのと同じかんじならすごく嬉しいんですが(笑)。」
▼大熊さんのイラストを挿絵にしたセルソースの社内向けハンドブック『あなたと、セルソース。』
いかがでしたか?
社員のみなさん、ぜひご感想を言ってあげてください!^^
これでもか、というほどコーポレートカラーが使われていて、移転と同時に刷新されたCIへの認識が一気に高まるオフィスでした。
また、こんな細かいところまで!と驚きのこだわりポイントが沢山ありました。オフィスをオープンする際には、利用方法のようなガイドだけでなく、構築に携わった方の想いやこだわりをお披露目する場を、ぜひ積極的に作っていただきたいと感じました。今回はこの記事で社員さんにも伝わることを願っています^^
ありがとうございました!
Information | セルソース株式会社 https://www.cellsource.co.jp/
*所在地:東京都渋谷区渋谷1-23-21 渋谷キャスト11F *従業員数:約150名 *規模:407坪 *設計/施工:ユニオンテック株式会社 |
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ライタープロフィール
整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!
ライタープロフィール
整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!
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