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オフィスに関わるあんな人こんな人、ご紹介します!

2011.10.11

山本正喜:株式会社EC studio/専務取締役
「IT技術をフル活用した次世代の働き方」

 ここ数年でビジネスパーソンのコミュニケーションスタイルが少しずつ変化してきている。対面、電子メール、手紙など状況によって使い分けはあるものの、多くのビジネスパーソンにとって、コミュニケーション手段の中心はメールであろう。  手紙文化からメール文化への移行も記憶に新しいが、今、また別のツールに取って代わるのではないかという話も耳にする。それが“チャット”である。チャットと言えば、多くの人がSkypeやYahoo!メッセンジャー等を思い浮かべるだろう。今話題のfacebookでもこのチャット機能を採用している。しかし、これらはどれもプライベート利用を想定して開発されており、機能性やセキュリティ面でビジネスには向かない。

 そんな中で、今ビジネス向けのチャットツールとして徐々に注目を集めているのが、株式会社EC studioの開発した「ChatWork」であり、今回お話を伺った山本氏は、まさにその企画から開発を手掛けた人物である。
EC studioは創業以来チャットをビジネスに活用しており、この「ChatWork」も元々は内部のコミュニケーション効率化のために山本氏を中心に開発されたものである。※2011年9月28日にiPhone版をリリース。
 今回はその山本氏に、EC studio でのコミュニケーションスタイルや仕事環境に対する考え方、そして、今後のチャット文化の可能性についてお話を伺った。  

■ 株式会社EC studio http://www.ecstudio.jp/
■ ChatWork(チャットワーク)  http://www.chatwork.com/ja/

経営も現場も分かることが自らの強み

 「現在は、専務取締役としてシステム開発全般を統括している立場になります。現在、弊社で行っている事業としては、次世代のワークスタイルを学ぶことをテーマに、弊社のIT活用ノウハウが学べるコミュニティサービス「実践会事業」、他社の有用なプロダクトを販売する「プロダクト販売事業」、自社サービスを開発する「サービス開発事業」の3つがあり、私は、「サービス開発事業部」の部長も兼務しています。
 それに加え、自社内のシステム管理も担当しています。取締役という立場上、マネジメントやディレクション業務が中心ではありますが、私自身、大学の頃からビジネスとしてプログラミングをやっていたこともあって、自社サービスの開発時には、自ら現場に入ってプログラミングをすることも多くあります。経営を知っていて、現場の業務も分かるということが、私の強みだと思っています。」

研究内容を現場に還元することが使命

 「大学時代は、兄が立ち上げたビジネスをサポートするかたちで、サービス開発担当をしていました。事業内容は、検索エンジンへのHP(ホームページ)登録代行ビジネスで、その当時は、GoogleやYahoo!などの自動でサイト登録を行ってくれるサービスはなかったため、HPを作った後に検索エンジンに登録する作業が必要でした。
 その後には、新たなビジネスとしてSEOツールの販売にも展開させました。当時は、まだSEOツール自体が少なく、海外に数種あった程度でしたが、それらをまとめてパッケージ化し販売しました。同様のサービスが少なかったこともあり、日本では注目を集めました。」

EC studioを創業し、会社づくりを経験

 「その頃は、そのビジネスで会社を立ち上げることは考えておらず、大学卒業後は一度企業に就職をしています。就職先は、当時のビジネスでお付き合いのあった企業で、その担当者の方に誘われてエンジニアとして入社しました。
 そして、1年ほど働いた頃に、兄の声掛けで、それまで副業として行っていた検索エンジンへのHP登録代行やSEOツールの開発をビジネスの軸としてEC studioを創業しました。
創業メンバーとしては、兄と私を含めて5人いました。ところが、兄も私も起業については、経験も知識もなかったため、代表である兄が創業間もなくして、1年間の起業家養成スクールに通うことになりました。
 そこの研修が非常にハードで、兄は会社にもほとんど出席出来ない状況だったため、実質的には私が代表として会社の仕組みづくりや業務フローの整備などに取り組みました。もちろん並行して通常の業務やメンバーの管理もこなしていたため、非常に大変だったことを覚えています。」

全て試した上で最適なものを選択する

 「現在行っている、「ソフト販売事業」が立ち上がったのは最近の話で、つい3年程前のことです。弊社の特徴として、とてもITツールに関心が高く、みんなで様々なツールを見つけては試す、ということを常に行ってきました。
 そんな背景から、便利なツールを見つけたら自社で導入するだけでなく、販売代理店として他社にもお薦めできるのではないかということで、「ソフト販売事業」を立ち上げました。それから勤怠管理ソフトやマインドマップツールなど様々なジャンルのソフトを販売する中で、「ESET」というセキュリティソフトが大ヒットし、会社として成長する一つの契機となりました。」

日々の活動の中から新たなビジネスが生まれている

 「そんな中で、他社の方から弊社で利用しているITツールについて聞かれたり、ツール導入のサポートを依頼されたりということが多くなり、ITを活用した働き方が弊社の強みであると意識するようになりました。そういったお客様の要望を受けて始まったのが、「IT実践会」です。弊社での体験や、専用オンラインサイトを通して、弊社のIT活用に関するマニュアルやノウハウの提供を行っています。  様々なツールを試す中で、欲しい機能やサービスが存在しないことも多々あるため、「それならば自分達で作ってしまおう」という考えから、自社サービス開発も行うようになりました。

 その一例が「チャットワーク」です。弊社では、コミュニケーション効率化のために以前から社内でのやりとりにはSkypeを利用しています。Skype自体非常に便利なのですが、やはりビジネスで使うとなると物足りない足りないため、自社で開発するに至りました。
というように、今弊社で行っている事業の多くは、日々の活動の中で、欲しいものや困ったことがあった際に、それを解決する中で見出されたものがほとんどです。」

目的に応じたツールの使い分けが重要

「業務効率化のために便利なツールや自分達にあった方法を追求する社風が、現在のEC studioのビジネスを作っているように思います。
 事業内容や組織体制が変わる中でもそういった社風を保てる背景は、“餅は餅屋”という考え方が深く根付いていることだと思っています。
 例えば、ルーティーンワークについてはコンピュータを使って出来る限り自動化し、発想や濃密なコミュニケーションなど人間にしか出来ない業務に時間を割くといった業務の切り分け行い、出来るだけ社員がクリエイティビティを発揮できる仕組みづくりをすることが大切だと思っています。」

中小企業を意識した環境づくり

 「このような話をすると、IT化されて冷たい雰囲気の会社と思われがちなのですが、実際には切り分けを大切にしているだけで、対面でのコミュニケーションは非常に重要視しています。  実際に、月一回の上司面談や会社での飲み会を行っていたり、普段のやりとりをチャットで行う中でも全社員のPCにWEBカメラを装備して顔を見て話せる環境を整えており、実際には対面でのコミュニケーションも非常に活発に起こっています。  もう一つ環境づくりにおいて意識しているのは、“高いものは買わない”ということです。私たちの事業はあくまで中小企業に向けたワークスタイルの提案になるので、中小企業では導入が難しいような設備や機器は買わず、安いもので効率を上げる方法について自らが実践して試していくことが必要だと考えています。」

メール文化からチャット文化へ

 「今後は、「チャットワーク」と中心とした自社サービスを使ってビジネスにおけるコミュニケーションのあり方を変えて行きたいと思っています。
 私たちは7年近くビジネスにおいてチャットを利用してきましたが、ここ数年のうちに現在のメール文化はチャット文化へとって変わるのではないだろうかと感じています。そうあるべきだとも思います。
 今、Twitterやfacebookをはじめとするソーシャルツールの登場で、個々人のコミュニケーションは大きく変化していますが、企業はその変化に追いついていません。
企業活動においては、現在、メール、電話、会議など様々な形態でコミュニケーションを取っていますが、それらのほとんどは、チャットを使うことで不要なものになるのではないかと思っています。  メールと比較しても、チャットでは、いい意味でカジュアルで楽しくコミュニケーションが取れるため、やりとりも非常にスムーズで、何より余分な気を使うことなく業務のやり取りが進められます。また、チャットにはTV会議機能などもあり、実際に集まる必要性の低い会議は、デスクにいながらにして省略することが出来てしまいます。
 他にもチャットの利点は多数あり、この有効性をもっと世界に理解してもらうことで、世界のコミュニケーションを変えて行きたいと思います。
 そのために、最新技術を常に習得し続けていくことや、サービス開発が出来る人材を増やしていくことが、私個人としての目標でもあります。」

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今回、私がEC studioへ実際に伺い、山本氏とお話させて頂いた中で最も驚いたのは、同社が私の予想以上にリアルのコミュニケーションを重要視されていることだった。
 同社の著書として有名な「日本で一番社員満足度が高い会社の非常識な働き方」の出版を皮切りに、ICTツールを使いこなす企業として注目を集めるEC studioだが、その印象からリアルのコミュニケーションに関してはサバサバしているのでは、という印象を持ったのは私だけではないだろう。
 しかし、山本氏のお話から感じたのは、「リアルとかバーチャルとかではなく、状況に応じて最適なコミュニケーション手段を選んでいる」という非常にシンプルな行動をとことん実行しているということである。
 まだ世の中でチャットがほとんど使われていない頃からビジネス利用をしていたことも、シンプルに働き方を考える同社のスタイルなのだろう。
 「既成概念に囚われない」という言葉をよく耳にするが、ECstudioは、まさにそれを体現する企業だと感じた。前段で紹介したビジネス向けチャットツール「Chat Work」をはじめ、同社が提供するサービスが今後どのように世の中のワークスタイルを変えていくのか、非常に楽しみである。

プロフィール山本 正喜 
ECstudio 専務取締役社長

会社では主に「モノづくり」担当としてプロダクトや社内システムの開発&ディレクションに従事。
クラウド型ビジネスチャットツール「チャットワーク」、フリーの高機能アクセス解析ツール「Web Analyst」のメイン開発を担当。
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