ライター:セッキ―
2022.08.08
ワークプレイス構築、ビル資産価値の再構築、サードプレイス構築という3つの事業内容で活動を続けるフロンティアコンサルティングさんの新オフィスにおジャマしました!
日本のオフィスビル最古参に数えられる大手町ビルヂングへ本社移転を決定 -同ビルは100年ビルへの挑戦として大規模リノベーションを実施-
この移転決定のニュースをキャッチしたときから「行きたい!」と胸をときめかせ、、、今回ようやく念願叶いました!
もう何年も前から働き方について社内での議論を進めていた同社。設計の部署を中心に有志が集いプロジェクトが進行、完成したコンセプトビジュアルがこちら!(下図)同社の理想の働き方とワークシーンが視覚化されており、26もの活動やワークシーンが詰め込まれています!
拡大版は
こちらを見てね!
この中の、いくつのワークシーンがどんなふうに、実現化されているのでしょうか!
3つの「関わりしろ」
よくある移転では、まず場所を探してきて、中身をどれだけ理想的にするか練っていく作業になりますが、同社は違いました。前述のとおり、自分たちの理想形やありたい姿を徹底的に話し合い、導き出したコンセプトに見合う場所を探していき、大手町ビルヂングにたどり着いたわけですね。
さて、入居物件選定時に主眼を置いたのは、下記3つの「関わりしろ(代)」でした。
1)入居企業との関わりしろ
2)ステークホルダーとの関わりしろ
3)社会との関わりしろ
大手企業からスタートアップまで多様な入居企業が存在する同ビル内には、入居者専用ラウンジがあるとのこと、今後のビジネス展開が期待できそうですね。また東京駅から徒歩圏内というアクセスの良さは、社員にもクライアントにも嬉しい好立地。
さらに、同ビルの“100年ビル”への挑戦を見守りつつ、基幹事業である「オフィス構築・働き方のコンサルティング」活動を通して、社会的責任の体現を目指す、という想いが込められています。
※詳しくはこちら!
移転ビフォー&アフター
では今回どんな点が変わったのか、総務ご担当の平永さんにお聞きしてみましょう!(2年前、コロナ禍突入した時期にご登場くださった平永さんです^^!)→体調チェックと出社管理はこれからのNewNormalに!kintoneを使った独自の”座席チェックインアプリ”をご紹介。
経営企画部FMチーム/平永那々子さん
―総務を担当する平永さんが一番感じる変化は?
平永さん 「受付から社内への導線が直線的になり、見通しが良くなりました。以前は円を描くような形状をしていたため、中の様子がよくわからなかったのですが、今はスーッとまっすぐ行けば社内の空気を感じられるので、仕事に対するモチベーションも上がります。
あと、セキュリティカードを忘れた場合の対応というのは、今までにない業務でしたね」
―社員さんたちの変化はどうですか?
平永さん 「あくまで一意見ですが、かなりデザイン性を意識したオフィスになったので、出社すること自体が誇らしい、嬉しいという声がありました。1階なので“見られる”という程よい緊張感も生まれている気がします。
また、ロッカーをかなり小さくしました。そもそもの物量をだいぶ減らしてもらったことと、在宅ワークが多くなった現状では、資料などを個人的に所有するのはリスクがあります。〇〇さんにしかわからない、というような属人的な業務も見直すきっかけとなりました。」
いざ、オフィス内へ!
ではお待たせしました!行ってみましょう~~~~!!
東京駅からほどよいお散歩タイム(6~7分)を経て見えてくるビル、その1階の角に位置する約300坪のスペースが新オフィスです。150ほどのワークポイントが作られています。
まず目に飛び込んでくるのがこのインパクトある、かっこいいオブジェ!受付台になってます。ほれぼれしますね。しばらく見入ってしまいます。この絶妙な長さ、重さ、角度?バランスをいろいろ計算されてるんでしょうねえ・・・
この受付を挟んで左右にセキュリティゲートがあります。
こういうところも見逃しませんよ。絶対小物を収納する場所欲しくなりますからね。さすがです。
最近導入が増えてきた手洗いスタンドのWOTAですね、知ってます★
と思ってたら、サービス精神旺盛な平永さん、中を見せてくれました!これは初めて見たわ!水道を引かずとも、循環してくれる装置なので非常にエコです!
【GARAGE】エントランスの共用エリアにある個室。偉人達の発想はいつもガレージから、ということからネーミングされた会議室。
色付きの照明で遊べるという面白い仕掛け!まだ社員さんでも全員は知らないかも・・・?笑 左上がノーマル→右がブルー、下がピンクですね!
【POP-IN】奥まったところに扉のないミーティングスペースが。ちょっと秘密基地みたい~~!パーテーションを利用していろんな資格証明書を掲示しちゃうなんて、やるなあ。
思いがけない来客やふとした時に、使うんですね!こんなふうに、スペースの名称と使い方に関する一言が添えられて、なんかオフィスが生きてるって感じする!
この花瓶、めちゃくちゃ高いの知ってる。
【BUZZ LOUNGE】はワーク、ミーティング、イベントなどにも使われる共有スペース。
なんだかとっても軽やかな照明、気になる~
モバイル電源が置かれてます。配線をぐるぐると這わせるよりも、コスパも良くスッキリですね★
ちょこちょこミラーが飾られているのが、空間を余裕を持たせているなあ~
突然広報の伊藤さんが大興奮!「これ!これつけたかったんですよ!ドリンクこぼしたときに無いと困るんです!」待ちに待ってたんですね~(笑)
内側に機材が置かれている場所ですからね、この数センチの板で安心感が違うそうです!たしかに!そしてカッコいい!っていうかDJブースがある!!
【Social Library】 このオフィスの移転時にいただくお祝い花を、お祝い金で受け取り、それを3つの団体へ寄付したそうです。そちらに関連する書籍が手前を飾ります。
セキュリティゲートの手前に【JAM】。セミナーやワークショップなど、多目的利用が可能な個室。巨大なプロジェクタースクリーンの大きさは、なんと200インチ!!迫力満点の大画面を満喫できます。これでマリオカートをやったことがあるとか、目が回りそう・・・
窓いっぱいの大きさだってことがわかりますね!
ゲートを開けていただき、おジャマしまーーーす!まずは右側ゾーンから!
執務エリアです。柱が多めですが、すべてにミラーを付けたことで空間を広く見せてます!同じ幅のコート掛けも違和感なくおさまっていますね。
中央部分のテーブル席にはモニターを設置しない。席が固定化されてしまうのを防ぐためと、見映えのためだそうです。
窓際には絶妙な角度のペア席みたいのがある~ 対面でないので安心だし、聞きたいことがあったらすぐ声を掛けられるので、新人&教育係で座ってもよさそう♪
上までびっしりと黒いキャビネット!
右下の方にはゴミ箱が!すごいなじんでた!めっちゃスッキリしますね。そもそも執務室エリアにゴミ箱が4か所しかないそうです。
こちら“等身大のスクリーンを介して2つの空間をつなぐコミュニケーションツール”、tonariという製品。セッキーも取材したいと思っているものです!フロンティアコンサルティングさんでは常時、大阪支店とつないでいて、いつでも会話ができるようにしてるんですね。手振ってくれました~!
脇に佇んでいるゾウさん、かなり前からこの会社の住人らしいです★
こういうところ、いちいちカッコいいんだよなあ。
こういうところに目がいってしまう性分で、、すみません撮らせてもらいました。荷物はきちんと置き場を作ってあげれば、散らからない。
このフック、かなり強力なマグネットでした(汗 そう簡単にははずせません。10kgくらいは耐えられるそうですよ、頼もしいですね。
フロアの中央付近に大きなホワイトボード出現!【MOVE】という10人収容の会議室の外側壁面が全面ホワイトボードになってるんですね!
描かれているのはこのオフィスの間取り図!設計チームの方がプロジェクタで投影しながら描いたそうです!なるほど!これはうっかり消したらヤバいですね…
昭和レトロなガラスブロック、時代を感じさせます。
では一旦受付に戻って、左側のゾーンを見ていきます!
こちら【PURPOSE LIBRARY】にはBOOK LAB TOKYOさんが選書した書籍が並びます!ここで読んでいいなと思った書籍は、年間1万円まで書籍購入可能な「学習支援制度」を利用するそう。
ちょっと伝わりますかねぇ、このライトもステキなんです★
各社様の個室型ワークブースが置かれてます。いろいろ試すことができますね。
ワークブースの向かい側に8名収容の会議室【GRAB】。
その先を抜けると、【KISSA】!水道、電子レンジ、コーヒーマシンなどがあります。
もうゴミ箱まで開けて見せてくれます~~!ふたを閉められる仕様になっていて、においも気になりません。かんぺき!
【BUILD】では階段差をものともしないミーティングテーブルを発見、、、すごいな。
【HUDDLE1】は4名 までの会議室。
【CRAFT】仕上げはみんなで丁寧に。
ここまでで一旦行き止まる感じですね。
受付からまっすぐ進むラインというのが、
【GRUB】で握った関係性を【BUILD】で構築し、【KISSA】でちょっと和んでまた【HUDDLE】で練って、【CRAFT】で仕上げていく!
なんていう一本のストーリーになっていたんです!!ちょっと感動♪
平永さんが「スーッと行けばみんなの様子がわかる」というのはこのことだったんですね!
執務フロア方面からの眺め。
【MOVE】10名収容の会議室
【CHAT】ちょっとした打合せや雑談に。
最後、また入口に戻りましょう。
総務さんたちのスペース!入ってくる人たちの目線が、柱で程よく目隠しされてる。
アイランドキッチンのように置かれたセンスいい収納。取っ手が飛び出してないタイプ♪皆さんここで必要な文具を借りていきます。
おしまいに、壁面を彩る変わったアート。海洋プラスチックごみから作られたタイルは5~6色ほどあり、訪問者が好きな色を選んで一枚ずつ貼っていきます。年月をかけて少しずつ仕上がっていくアート。
▼同社Instagramより
さ、ではあたくしも1枚、、、
オフィスの広場のコーポレートカラー、グリーンにしました!次回おジャマするときはどこまで埋まってるかな~♪楽しみですね!
たっぷり見学させていただき、ありがとうございました!
いかがでしたか?こんなハイセンスなオフィスで働いてみたい!と誰もが思ってしまうオフィスでしたね。エントランス部分+総務エリアから、右側と左側で明確に執務ゾーンが分けられていたことと、左側の”細道”っぽいエリアの機能がちゃんとストーリーになっているところが印象的でした。
また、多くの企業で最近見られるいわゆる「集中席」は、各社の集中ブースがたったの3つ。「集中したいときは出社せず在宅ワークしたらいいと思います」と言い切っているところがめっちゃ斬新でした!!
▼同社オウンドメディア「HOWHERE」より
新本社構築までの取り組みは同社Facebookでも紹介されていますので、詳しくご覧になりたい方は是非アクセスを!
ちなみにこの新本社の愛称として、「OTEMACHI KORTO(おおてまちコルト)」とネーミングされています!「KORTO」はエスペラント語で「中庭」という意味だそうで、これからもっともっと皆さんに親しまれるよう、情報発信されていくことでしょう♪
Information | 株式会社フロンティアコンサルティング https://www.frontierconsul.net/
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル1F(東京本社) 社員数(グループ全体):289名(2022年1月1日現在) 事業内容:WORK PLACE / ワークプレイス構築、RE POSITION / ビル資産価値の再構築、3rd PLACE / サードプレイス構築 |
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大手町ビルヂングについて | 三菱地所が所有する同ビルは東洋一のマンモスビルとして1958年に開業しました。2018年より100年ビルへの挑戦として全館大規模リノベーション工事が行われ、当社が入居を予定する東側は「LABゾーン」の位置付けから、社会課題の解決を目指す新規ビジネス創出を目的としたオープンイノベーションスペースなどが開設されています。また、従来設備スペースとして利用されてきた屋上空間には、ワークスペースとしての機能を持つ国内最大級(約4000㎡)となる屋上庭園の整備も計画されています。 同社プレスリリースより |
ライタープロフィール
整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!
ライタープロフィール
整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!
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