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ライター:マーシー

2021.04.28

オカムラが環境コミュニケーション大賞 優良賞を受賞! ~これからの時代、企業に求められるコミュニケーションのロールモデル~

皆さんは、「環境コミュニケーション大賞」というものをお聞きになったことはありますか?

実は今回、株式会社オカムラ「オカムラグループ Sustainability Report 2020」が、 「第24回環境コミュニケーション大賞」の環境報告部門にて、優良賞を受賞しました!

おめでとうございます!!
今回の記事では、この賞についてと、受賞されたレポートについて、ほんの少しですが、ご紹介したいと思います。

そもそも環境コミュニケーション大賞ってどんな賞?

「環境コミュニケーション大賞」は、優れた環境報告書や環境活動レポート等を表彰することにより、事業者等の環境コミュニケーションへの取り組みを促進するとともに、その質の向上を図ることを目的とする表彰制度です。 環境省地球・人間環境フォーラムの共催により1997年より実施されている、栄えある賞なのです。

持続可能な社会への移行に向け、ESG投融資が活発化し、政府が温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロとする目標を宣言するなど、地球環境保護の本格化に向けた大きな流れの中で、「企業と地域社会との望ましいコミュニケーションのあり方」を世の中に発信し、広げていくための大切な取り組みといえます。

そんな賞を受賞した「オカムラグループ Sustainability Report 2020」について、抜粋してご紹介したいと思います!

サステナビリティレポートは
“コミュニケーションツール”


「豊かな発想と確かな品質で、人が集う環境づくりを通して、社会に貢献する。」をミッションとして、企業の社会的責任を果たす活動を続けていらっしゃるオカムラグループ。そうした活動を「オカムラグループ Sustainability Report」として公開することで、社会課題の解決のための考え方を関係者の方々に伝えていき、さらなる意見を募り改善につなげるためのコミュニケーションツールとして活用されているんです。

主な内容は次のとおりです。

◆巻頭特集
・共創活動「WORK MILL」
・「カエル!活動」


◆サステナビリティ重点課題4分野にそって章立てを行い、各分野の活動状況を報告
・人が集う場の創造
・従業員の働きがいの追求
・地球環境への取り組み
・責任ある企業活動


巻頭特集で紹介されるのは
2つの大きなプロジェクト


巻頭特集の一つ目は、全国4拠点で展開する“共創活動「WORK MILL(ワークミル)」”について書かれています。こちらは2016年11月にスタートしたプロジェクトで、組織の壁を越え、多様な人財と連携し新たな価値創造を目指す目的で、東京(Sea)、名古屋(Cue)、大阪(bee)、福岡(Tie)の4か所で活動を続けられているのだそうです。

例えば、大阪の「beeでは、「ラクワク(楽WORK)」をコンセプトに、どうしたら「楽しく・仕事」ができるか、どうすれば「楽(スマート)に・仕事」ができるかを議論し、考える場を提供します。「働き方改革」「女性活躍」「学び直し」の3つのテーマでイベントなどを展開しているそうですよ。(現在はオンライン開催に切り替えて継続中だそう)

「bee」で開催されたイベントでの風景

「WORK MILL」が掲げるSDGsの7つの目標

巻頭特集の二つ目は、多くの変化を生み出す「カエル!活動」について。

気になるその意味は、、、
◎行動を「変える」
◎意識を「変える」
◎会社を「変える」
◎早く「帰る」!
→「ワークインライフ(Work in Life)」を実現する


ワークインライフとは、ライフ(人生)の様々な要素の中の一つに、ワーク(仕事)がある、という同社が提唱する考え方で、「従業員自らがそれぞれどう生きどうありたいかを自律的に計画し、いきいきと働くことで、思い描く生活の実現を目指そう」という、意義深い活動なのです。

カエル!活動のロゴ

現状を「カエル」ための全社横断的な取り組み

例えば、同社の13部門約150名が入居する赤坂インターシティAIR拠点では、「CAMP 人が集いつながる場所」という活動を実施。

◎業務の効率化(スマート化)を促進する「スマ活」
◎前向きにチャレンジするためのコミュニケーションを生み出す「コミ活」
◎組織としてのモチベーションを高める「モチ活」

ネーミングもいい感じですね。ファミリーイベントも併せて開催され、ご家族からも支持される人気の活動となっているそうですよ。

家族に職場見学をしてもらう「モチ活」の風景

掛け声倒れにならないよう、全社横断でフォロー体制が敷かれているとのこと。全社掲示板には月1回、直近の具体的な活動事例が紹介される社内広報「カエル!NEWS」もあるとか。

「カエル!活動」が掲げるSDGsの5つの目標



「サステナビリティ重点課題」の4つの柱を考察!

続いて、同社が「サステナビリティ重点課題」(以下、重点課題)として定める4分野についてご紹介しつつ、考察してみたいと思います。

重点課題の4つの柱

1:「人が集う場の創造」
モノづくりのクオリティを高め、価値ある空間作りに努める


社会に新たな価値を生み出し、人がワクワク感を持ち、気軽に集まりやすくすることで、働きがいと経済成長を両立する取り組みと、筆者は理解しました。

「密」を避けるべきコロナの時代、安全安心な形で人が集う場をいかに生み出すかという視点は極めて重要になる価値・要素だと思います。空間作りのプロである同社の知見に注目したいところです!エコデザインやユニバーサルデザインのさらなる追求も、まさにこの「価値ある空間作り」に大きく貢献しているんですね。

ユニバーサルデザインの追求も「場づくり」に大きく貢献

2:「従業員の働きがいの追求」
健康と安全に配慮した職場づくりに努め、従業員一人ひとりの多様性を尊重した上で、働きがいを感じられる環境づくりを行う


一口に「ダイバーシティ経営」といっても、具体的な目標が設定されていないと、スローガンで終わることになりがちですよね。同社ではKPIとして、女性管理職比率や男性従業員の育児休暇取得率などを設定し、客観的な数字で変化をトレース。“見える化”は、非常に効果的だと思います。

3:「地球環境への取り組み」
環境に配慮した取り組みを通じて、持続可能な社会の構築に貢献する


KPIとしては、エネルギー生産性向上や、物流過程で発生する二酸化炭素量の削減などの重要な指標が並びます。同社のような大手メーカーが「ゼロエミッション」を宣言し、それを確実に達成することは、地球環境の保護に大きな効果をもたらすでしょう。この第3の柱も、これからの経営活動上、極めて重要な宣言になりますね。

4:「責任ある企業活動」
高い倫理観に基づく公正で透明かつ誠実な企業経営を実現するために、ガバナンス、情報管理、リスク管理の強化に努める


「ガラス張りの経営」といった言葉をよく耳にしますが、長期にわたり実践し続けるのは容易ではありません。ですが、あらゆる層・分野のステークホルダーとのコミュニケーションが最重視される今の時代、この企業姿勢は極めて重要なものと言えます。同社がKPIとして掲げている「取締役会の多様性、独立性、客観性の充実によるガバナンス強化」、という点も、透明性の確保のために不可欠な要素と言えるのではないでしょうか。

今回の優良賞受賞の評価ポイント

今回の「環境報告部門 優良賞」に選ばれた理由については、2021年2月17日(水)に行われた 表彰式(オンラインで実施)で、講評が発表されています。

それによると、

・重点課題の特定から、KPI、目標、活動、SDGs との関連が丁寧に記載されている。
・事業における取組では社員の顔が⾒え、⽅針だけではなく全社に浸透していることがわかる。
・環境データなど情報量が多いながらもわかりやすくまとめられている。
・次期の環境⻑期ビジョン策定における脱炭素化の加速に期待する。


とのこと。納得です。そしてこれらの要素がまさに、地球の責任ある構成員としての企業が行うべき「環境コミュニケーション」での押さえるべきポイントなのだと思います。

オカムラご担当者のコメント

ご担当者様に、今回の受賞に関するコメントをいただきました。

株式会社オカムラ サステナビリティ推進部 
サステナビリティ推進室 室長
遊佐 希美子(ゆさ きみこ)様
より

「オカムラグループ Sustainability Report2020 は、第24回 環境コミュニケーション大賞 環境報告部門 優良賞(第24 回環境コミュニケーション大賞審査委員長賞)を受賞することができました。今回が11回目の受賞となりますが、毎回大変うれしく、レポート制作の励みにしています。

オカムラグループサステナビリティレポートは、広く社会に対して、非財務情報を詳細かつ網羅的に発信するために制作しています。毎年、全社横断の編集プロジェクトにより、グループ全体から広く情報収集するとともに、その情報を正確に誠実にお伝えできるよう努力しています。また、社内の雰囲気が伝わるよう、VOICEとして、多くの社員の声を載せるよう工夫しています。

制作に際しては、各種ガイドラインや先進企業の情報を参考にしています。その中で、オカムラの今後取り組むべき課題を認識し、次年度の取り組みにつなげています。」

◆編集後記◆

今回の受賞に輝いた同レポートは、全126ページに渡る超大作ですが、全体の構成も大変わかりやすく、写真やイラストなどを効果的に使い、気軽に読み進めやすい内容となっています。社内外の多数のステークホルダーとの対話を進める上で、理想形とも言えるコミュニケーションツールではないかと思います。多くの企業の総務担当者の方々にとって、非常に参考になる中身となっていますので、是非一度、ご覧ください!

INFORMATION株式会社オカムラ
https://www.okamura.co.jp/company/outline/

オカムラグループ Sustainability Report 2020年度版
https://www.okamura.co.jp/company/sustainability/report/pdf/2020/okamura_2020_all.pdf

第24回環境コミュニケーション大賞の受賞作品決定について
環境省HP
地球・人間環境フォーラムHP

サステナビリティ情報について
オカムラHP
マーシー

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ライタープロフィール

2019年入社。金融・不動産・製薬などで総務業務に長年従事。オフィス好きが高じて、プライベートでも独自のオフィスツアーを企画するなど、オフィス訪問がライフワークとなっている。週末などに非営利分野の活動も精力的にこなしている。強くないのにお酒好き(焼酎派)。

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2019年入社。金融・不動産・製薬などで総務業務に長年従事。オフィス好きが高じて、プライベートでも独自のオフィスツアーを企画するなど、オフィス訪問がライフワークとなっている。週末などに非営利分野の活動も精力的にこなしている。強くないのにお酒好き(焼酎派)。

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