ライター:セッキ―
2025.08.25
「社員のストレス、会社が買い取ります。」
そんなインパクトある言葉とともにスタートしたのが、シーズアンドグロースの新制度『シン・リフレッシュ宣言』です。
社員の8割がワーキングマザーという同社。働き方の柔軟性だけでは解決しきれない「心身のリフレッシュ」と「自分の時間づくり」という課題に正面から向き合い、ユニークな福利厚生を生み出しました。
実際に社員がどんなふうに使っているのか、そして代表の想いの源泉はどこにあるのか、取材してきました!

■ “シン・リフレッシュ宣言”ってどんな制度?
シーズアンドグロースが2024年12月から導入した新しい福利厚生制度が、その名も『シン・リフレッシュ宣言』。
名前の通り、「新(シン)」しい取り組みでありながら、社員の「心(シン)」と「身体(シン)」を整えることを目的にしています。
制度の仕組みはシンプルで、下記【2つの名目において、サービス利用料を会社が補助してくれる】というもの。
◆対象となるサービス・上限費用・ルール◆
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●Make My Time(メイクマイタイム):家事代行など“自分の時間をつくる”ためのサービス(上限1万5千円)
会社契約の家事代行サービス会社に発注、毎週、隔週などプランを選び利用
●Pit in(ピットイン):リラクゼーションや運動など“心身のリフレッシュ”に役立つサービス(上限金額は入社年次によって異なる)
転売可能な観劇チケットや、ヘアカット・ネイルなど身だしなみに関するものはNG、一過性のものだけ許可
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いやぁどうですか、皆さん。
特に育児中のママだったら喉から手が出るほどほしい自分の時間。ステキな制度すぎますね…♪
■ 社員のリアルな使い方
さあでは実際に社員さんたち、どのように制度を使っているのでしょうか!
Make My Time(家事代行)※利用率:約50%(6月現在)
水回りの掃除をお願いしたり、数日分の作り置き料理を頼んだりするのが人気だそう。お子さんの散らかしたものをお片付けなんかもしてくれるって、ありがたいですね。イライラも減りそう…一人暮らしの社員さんは、部屋に入られることに抵抗があったりすることもあり利用率が低めですが、犬の散歩なんていうのもあり得そうですね!

Pit in(リフレッシュ)※利用率:約100%(6月現在)
マッサージやエステ、ジム、ヨガなど定番の使い方に加え、ちょっとユニークな使い方も登場。なかには「カラオケで思いきり歌う」「占いで気持ちをスッキリ」なんて社員もいるのだそう!一過性のものはOKだそうですから、バッティングセンターなんかもいいんじゃないでしょうか!www

“人によってリフレッシュの形は違う”という前提を尊重しているからこそ、自由度の高い利用が可能になっています。ワーママにとって魅力的な制度というだけでは不平等になりますが、2種類の制度が用意されているのが素晴らしい配慮ですよね!
■ インタビュー_代表の想いと原体験
―― 制度導入までの経緯について教えてください。
河本さん:今は社員がとても辞めやすい時代になっていると思います。企業としてエンゲージメントをどう高めるかが大きなポイントですが、初任給を上げるなど耳障りのいい施策は結局競争になるだけで、本質的な解決にはならないと感じていました。
どんな制度なら、社員の心身の健康を守り、より良いパフォーマンスを発揮できる環境を整えることができるのか、社員も交えて議論を重ねました。
当社の特徴から、はじめはベビーシッター制度を考えたのですが、社員から「使いにくい」という声が多くあったんです。そこで“家事代行なら使いやすいのでは”という意見がまとまり、生まれたのが「Make My Time-メイクマイタイム」です。
一方で、テレワーク中心だからこそ“心身の健康をどう守るか”も課題でした。マッサージやフィットネス、リラクゼーションなど幅広い選択肢をすべて福利厚生で担保できないかと考えて生まれたのが「Pit In-ピットイン」ですね。
そのとき役員から『社員のストレスを会社が買い取ります、という表現はどうか?』という提案が出まして。インパクトもあって、まさに私たちの想いを表す言葉だと感じ、この制度を『シン・リフレッシュ宣言』と名づけました。
河本 英之さん
シーズアンドグロース株式会社/代表取締役

――たしかにインパクトあります!私自身も小学生2人を持つワーママですので、とてもうらやましいです。
河本さん:
ママさんは究極のマルチタスクをこなし且つコミュニケーション能力やホスピタリティも高く、リスペクトしかないです。私自身、子供が3人いまして、家事も育児も積極的にかかわっていると、周囲の、特に男性からは大変そうだねと言われるんです。自分では楽しいからやっているつもりですが、たしかに、これがもし妻が働いていて全面的に自分がやっていたら相当大変だよなと思います。
――ご自身の家事や育児の実体験があるからこその発想だったのですね。制度の導入以降、皆さんからはどのような反応がありますか?
河本さん:皆さん一様に喜んで活用してもらっていますね。6月に行った調査結果で、会社に対するロイヤリティが向上したと回答した人が8割でした。
また、一番私が嬉しかったのが周囲の社員のご家族からの反応です。社員だけでなくご家族にも幸せでいてほしいと思っていますので、お母様や旦那さん、旦那さんのお母様などに「いい会社だね」と言ってもらえるのは本当に喜ばしいです。
――ワーキングマザーが多いこともそうですが、社員の8割がテレワークとのことで、社員同士のコミュニケーションや絆みたいなものはいかがですか?
河本さん:当社はコミュニケーションもかなり活発です。作業部屋というWEB上の部屋を活用していますし、月一度のランチ会を開催しそこで皆さん顔を合わせます。
大西さん(広報ご担当):同じママとして共通の話題が多いので、社長も一緒に雑談できるのも楽しみのひとつです。作業部屋ではいつでもマイクオンにして相談できますし、社用スマホで「こんなことでもいいの?」と思うような些細なことでもいつでも聞ける状況にあるので、リモートの割にコミュニケーションはとても活発だと思います。
また、「シン・リフレッシュ宣言」を導入した背景や会社の想いについて、しっかり説明する場を設けていますので、社員に浸透している感はあります。制度の使い方や使用しての感想なども積極的にシェアしていて、社内に「会社が自分たちのことを大切に扱ってくれているのだから、自分も会社に貢献したい」という想いがじわじわと芽生えてきているんです。
――会社と社員の信頼関係がわかる結果ですね。素晴らしいです!ありがとうございました。
■まとめ
「社員の心身のストレス買い取ります」というユニークな宣言から始まった「シン・リフレッシュ宣言」。
実体験、社員のママさんのリアルな声を丁寧に聞いたうえでのよく考えられた、社長の覚悟を感じる施策でしたね。
そうそう、同社は最近、オフィスも移転したそう!
「疲れが取れるオフィス」をコンセプトにしたもので、酸素カプセルやアロマなど、すみずみまで社員のことを思いやる気持ちにあふれた仕掛けが楽しみ…こちらはぜひ近日中に取材に伺いたいところです!
制度とオフィス、両輪で“働きやすさ”を追求するシーズアンドグロースの挑戦。
「制度で心と時間を取り戻す」というアプローチは、多くの会社にとって参考になるヒントになりそうです。
| Information | シーズアンドグロース株式会社 https://seeds-and-growth.co.jp/
所在地:東京都中央区日本橋堀留町1-4-2 日本橋ノーススクエア3階 設立年:2010年7月 事業内容:顧客の採用課題からソリューションを組み立てる、完全オーダーメイドの新卒採用専門コンサルティングサービスの提供 関連リンク プレスリリース_『シン・リフレッシュ宣言』をスタート 『シン・リフレッシュ宣言』の社内アンケート調査結果 |
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セッキ―
ライタープロフィール
2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!
セッキ―
ライタープロフィール
2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!
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