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ライター:セッキ―

2026.10.19

現場に寄り添い、全社員の心をひとつに。創業50周年を迎えた日本システム技術が挑むインナーブランディングの全貌

前回、オフィスにおジャマした日本システム技術さん。ホテルライクなラグジュアリーエントランスに始まり、全席が“角席”になる4人用テーブルを多用することで業務効率化、コミュニケーション活性化を促した執務エリアが印象的でしたね!
日本システム技術:創業50周年の決意!日本システム技術が「ワンフロア集約」の新オフィスで目指す一体感

今号ではさらに、ソフト面つまり、社内施策について深掘りします!

企業によって総務部、総務人事部、事業企画部、経営企画部、社長室などなど、その役割を担う部署名は様々ですが、同社では経営企画室 IR・広報チームがその中心を担っています。創業50周年イベントを終えたのは2024年。そこから再結成された同チームの約2年間の歩みをご紹介します。

日本システム技術(JAST)ってどんな会社?

「誰もが知る課題解決企業へ」
をビジョンに掲げ、多様なITソリューションを展開する日本システム技術株式会社(以下、JAST)。今多くの企業が取り組むDXに対し、豊富な知識とノウハウから「DXの先駆者」として課題解決へと導きます。医療、教育、金融機関など、その事業範囲は国内外で着実に拡大し続けています。

大阪と東京に拠点を構え、グループ全体で1,600名以上の従業員を擁しています。東京本社はつい数か月前に高輪ゲートウェイの新しいビルに移転したばかり。そして、2023年度には50周年を迎え、さらに2025年には創業以来初の社長交代を果たしたのでした。

インナーコミュニケーションから始まり、着実に歩みを進める発信力

50周年イベントを終え、2024年度から広報セクションはリスタートしました。前任者退職によりバトンを受け継いだ新たなリーダーとともに奮闘する、経営企画室主任の石田りえさんにお話を伺いながら、その活動をご紹介していきますね。

テーマを「自律型組織へ転換、JAST広報を再始動させる」と掲げ、動き出したその活動について、ざっくり流れを押さえておきましょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――
2023年 創業50周年
2024年 広報活動本格始動。まずはインナー広報から
2025年 長期ビジョン「JAST VISION 2035」発表、新社長就任(6月)、紙の社内報発行、アウター広報活動スタート
2026年 全社のつながり強化を意識したイベント実施、中期経営計画発表、東京本社移転(7月)

―――――――――――――――――――――――――――――――

【1】社内情報を積極的に発信—―WEB版社内報の開設

まずはインナーコミュニケーションの強化から、ということで2024年7月、 社内情報を全社で共有できるよう社内イントラネット「JAST情報発信基地局」を開設。チームが総動員で取り組み、1年間で約150本もの記事を作り上げたのだそうですよ!

会社として出展する展示会に直接足を運びその様子をレポート、部署の旅行があればその内容をヒアリングしてレポート。また、プロジェクトにおける社員の想いをインタビューしたりと、多種多様な記事が満載です!

会社の規模が大きくなればなるほど、情報共有には工夫が必要になってきます。同じタイミングで同じ情報を各所で共有できることは、社員にとって安心につながり、愛着がわいてくるものですよね。

【2】常駐先にいる社員にも心を配る――紙の社内報を郵送

さて、同社に在籍するシステムエンジニアは、社外の顧客先に常駐していることもあるとのことでしたね。

「常駐先のセキュリティ環境によっては、社内の情報を閲覧できない社員もいたのです。自宅に帰ってからわざわざパソコンを開かなくても見てもらえる方法はないかと、紙で発行して郵送するアイディアにたどりつきました。

自宅に届けば、本人の安心につながり、ご家族にも会社のことを知ってもらえるという狙いもあります」 (石田りえさん/経営企画室/主任)

ちなみに第一弾は、2025年6月の「創業以来初の社長交代」をテーマに特集を組み発行しました。社長が交代したとなれば社内は少なからずざわつきますからね~タイムリーな情報発信に頭が下がります!さらにその後、12月に第二弾を発行したそうです。

並行してアウター広報も本格始動し、同年7月には新社長就任・事業説明会も開催しています。
メディア向け新社長就任・事業説明会が週刊大阪日日新聞で紹介されました


【3】全社員の認識合わせ――100室のブレイクアウトルーム?!

新社長のもと、会社がより一丸となって未来へ向かう時期。社員はついていけているでしょうか?社員と経営層との距離感は?同社のIR・広報チームは、エンゲージメント活動や、経営層・事業部との接点強化についても細かく気を配ってきました。

「2024年からエンゲージメント施策として1年間、サーベイをとってきました。数値としては上昇していたのですが、ふと、人によって“エンゲージメント”という言葉に対する定義がばらばらだったことに気づいたのです。

全社員で定義をそろえる必要がある、と考え2026年1月、Zoomで全社員とつながる『つながりウェビナー』を実施しました。

6人ずつくらいのブレイクアウトルームを作って意見交換を3回ほど実施。部署を越えた社員たちが
業務とは違うテーマで会話をする機会はとても新鮮でしたし、全社で共通認識をもてたこと、上層部からも非常に好評でした。」

オンライン参加者600人程度とのことで、Zoomのブレイクアウトルームが100室とMAX値に及んだそうです!ん~なかなかダイナミックなイベントですよね。このイベントは「つながりプロジェクト」のひとつの施策であり、ほかにもシャッフルランチなど企画しているそうです。

【4】会社の描く未来を、一人ひとりの社員まで浸透

今年(2026年度)5月には中期経営計画が発表されたことで、昨年度にならい、メディア向けに中期経営計画(FY2026-FY2028)説明会を開催しています。 とりわけ会社の規模が大きくなると、社員一人ひとりまで会社の想いを浸透させるのは難しいものですよね。いかに、“じぶんごと”としてとらえてもらうか、そこへの施策はとても参考になるものでした。

1つは、課長層に狙いを定めた取り組みです。

「ビジョンや中期経営計画を発表し、その現在地を決算資料等で示してはいますが、この業務はどこにつながっているのか、自分はどこに貢献できるのか、など一人ひとりのメンバーまでしっかり浸透させたい、と考えたとき、課長層をキーパーソンにすべきと定めました。

そこで、全課長を対象にワークショップを実施しています。“戦略を橋渡しする”の意味を込め『ストラテジーブリッジ』と称し、外部人材は入れず、人事と経営企画が進行役になって実施しているんですよ」


さらに、来月開催が予定されているのが「みんなの未来、VISIONサミット。」という全社イベントです。そこではビジョン・中期経営計画の現在地、全社一丸となって企業価値を上げていこう、という決意の場となるよう、入念な準備が重ねられています。

まとめ

それにしてもパワフルな方でした!
次々と施策を打ち出して実行している石田さんが力強い牽引役に感じられました。

もともとはお菓子の研究開発を志願していた石田さん、当初の思惑とは違ったため、がらりと方向を変え、SEとして同社の大阪本社に新卒入社します。 営業系のバックオフィス業務の後、情報システム部で「JAST情報発信基地局」の土台となるTeams(Sharepoint)を社内に広め、総務部へ。広報セクションの立ち上げから参画し、自ら転勤を希望し東京に来たのが2025年のことだそうです。

「当社のみなさんはとてもひたむきでコツコツ仕事に取り組んでいる方たちなので、部署異動を繰り返して、いろんな施策を次々に展開している私のような存在はちょっと浮いているかもしれません(笑)。でも、様々な現場の目線で、現場に寄り添った施策を考えられることは強みだと思っています。忙しい時期はいつか、この案件は誰に頼ったらいいか、など顔が広いことは大きなメリットですね。みなさんが協力的なのもとても助かっています。

私自身、仕事は人生の中でのコンテンツの一つで、家族や趣味、プライベートも含めた全部が自分の人生だと思っています。もし頑張りすぎる人がいたら、エンゲージメント活動を通じて自分の人生にも向き合ってもらう機会になったらいいなと思っています。」


単に「会社の方針を伝える」だけにとどまらず、働く一人ひとりの人生や想いにまで視点を広げ、寄り添う石田さんのパワフルかつ温かいアプローチは、組織の熱量を確実に高めていると感じました。

50周年という大きな節目を越え、新社長のもとで未来へと走り出した日本システム技術。「誰もが知る課題解決企業へ」というビジョンの実現に向け、全社の一体感を支える経営企画室の挑戦は、これからも続いていきます。

セッキ―

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ライタープロフィール

2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!

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2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!

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