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ライター:セッキ―

2025.12.22

社員と家族、そして拠点をつなぐ。製造業ならではの“誇れる仕事”の伝え方とは?シンクスコーポレーション

「うちの会社、何をやっているか説明するのがちょっと難しくて……」
製造業、とくにBtoB企業では、そんな声をよく耳にします。

株式会社シンクスコーポレーションも、その一社です。
アルミ・ステンレスを中心とした非鉄金属を切断・切削加工し、短納期で提供する同社。
なじみのある製品を例にとれば、皆さんお使いのスマホです。この中に使われている部品…を作る“機械”…を構成する部品を手がけているんです。

あ~ということは。
「スマホを作っているのと同じ!!!」……は言いすぎですかね^^;
でも、「誰にとってもなくてはならないスマホを作るための機械を支えている会社」なんですよね。

目には見えないけれど、確実に私たちの生活を支えている――そんな仕事を、社員自身やその家族にもっと知ってもらいたい。 その想いから生まれたのが、今回紹介するユニークな社内イベントです。

拠点が多いと、どうしても“距離”ができる

社員数は派遣スタッフを含めて約450名。海老名本社オフィスに約65名、神奈川県内に4つの工場、さらに関西にも工場と事務所があり、全体で7拠点を展開しています。

そんな同社は、
・工場の社員がオフィスに来る機会はほぼない
・関東と関西の交流も限定的
・社員同士の顔や仕事が見えづらい

といった状況が続いていました。結果として、離職も一定数発生し、「自分たちの仕事がどれほど社会に役立っているのか」が、社内でも共有されにくい課題がありました。

「せめて、社員の家族には胸を張って説明できる仕事だと伝えたい」 そう考えたのが、管理本部統括の取締役を務める長澤さんです。

▼管理本部の皆さん(一番左が長澤さん)

最終判断を決定づけたのは、カレンダーを見たその瞬間!

今回の「いい肉の日イベント」、実は何年も前から決まっていた…というわけではありません。

管理本部統括取締役の長澤氏は、かねてより
「社員の家族に、工場や仕事の中身を見てもらえたら」
という思いを持っていました。とはいえ、休日に工場を動かすことや社員を集めることは簡単ではなく、具体的な形にはなかなかならなかったと言います。

そんな中、たまたま目に入ったカレンダー。
「今年の11月29日、“いい肉の日”が土曜日になっている!これはいけるかもしれない」

長澤さんは、頭の片隅にあったアイデアを一気に形に。
「今年こそがチャンスです!」とばかりに社長に“ごり押し”して開催が決まったのです!

家族を招いて開催した「いい肉の日イベント」

去る2025年11月29日、“いい肉の日”に開催されたのが、社員家族参加型のイベントです。 東西の拠点で同時開催され、工場見学とバーベキューを組み合わせた構成となりました。

1.工場見学(10:30〜11:30)

普段、機械を見る機会のない家族や子どもたちが工場内へ。 営業スタッフが説明役となり、管理者や作業者が実際にマシンを動かしながら案内しました。

「これが、スマホを支えている機械の部品なんだよ」
そんな会話が自然と生まれ、仕事のイメージが一気に具体化していきます。

2.金属×焼き肉の食べ比べ企画

工場見学を終わったら、工場の駐車場を利用してバーべキューの始まりです。冒頭では同社ならではのちょっと変わった企画を実施。
ステンレス・アルミ・銅、3種類の金属プレートで焼いたお肉を食べ比べ、どれが一番おいしいかを投票したんですって!

さて結果は…?


----------------------------------------
1位:ステンレス
2位:銅
3位:アルミ
----------------------------------------
なんと!事業の中心素材であるアルミが最下位、という残酷な結果に。ただ、東西でわけると1位と2位はほぼ同数だったため「アルミ、ダメなんだぁ!」といった笑い混じりの声も上がったそう。東西の工場を会議システムでつないで同時発表したこともあって、場は大いに盛り上がりました。

3.重量クイズ&体験型コンテンツ

続いては、実際の金属部材を手に取ってもらう重量クイズ。
「見た目は同じくらいだけど、どれが一番重い?」
触って、感じて、考えることで、金属加工の奥深さを体感してもらいました。

最後には、お菓子のつかみ取りと、アルミ製のオリジナルサイコロをプレゼント。 子どもたちにも「楽しかった!」と素直に言ってもらえるイベントとなりました。

社員・家族の声から見えた効果

社員からは、
「いつも電話でしか話せなかった本社のスタッフと交流できてよかった」
「自分の仕事を家族に説明しやすくなった」

家族からは、
「工場は初めてだったけど、安心して見学できた」
「親の仕事の様子がわかって面白かった」

といった声が寄せられました。

単なるレクリエーションではなく、仕事の価値を“体験”として共有できたことが、このイベントの大きな成果と言えるでしょう。

分断された組織をつなぐ、ひとつのヒント

工場とオフィス、関東と関西、出社とリモート。
拠点や働き方が分かれるほど、社員同士の理解や一体感は薄れがちです。

シンクスコーポレーションの取り組みは、
・家族を巻き込む
・自社の強みを体験型で伝える
・楽しさと学びを両立させる
ことで、「誇れる仕事」を再発見する機会をつくりました。

拠点が多い企業や、ハイブリッド勤務でコミュニケーションに悩む総務・人事担当者にとって、この事例は“人をつなぐ施策”のヒントになるはずです。

仕事は、知ってもらってこそ誇りになる。その第一歩を、家族から始めてみる――そんな選択も、これからの組織づくりには有効なのかもしれません。

Information株式会社シンクスコーポレーション

◆本社事務所(海老名オフィス): 神奈川県海老名市めぐみ町2-2 ViNA GARDENS OFFICE 11階
従業員数 :433名(2025年9月末現在)
設立 :1997年4月
事業内容 :アルミ・ステンレスを中心とした非鉄金属を切断・切削加工して、短納期で提供する。

公式You Tubeチャンネルは→こちら
セッキ―

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ライタープロフィール

2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!

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2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!

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