プロティア・ジャパン：内面も外見も健康で美しく。人にもオフィスにも通じる課題に向き合い、多面的に評価を得たパーフェクトオフィス

2021年4月、日本橋から虎ノ門（神谷町）の新築ビルへの移転を完了した、プロティア・ジャパンさんにおジャマしました！

「人々のLive Activeな生活をサポートするための優れた製品とサービスを提供する」をモットーに、スキンケア、ビューティ、ヘルス、ボディに関する製品を提供して、より健康的なライフスタイルの実現をサポートしてくれる会社です！建物自体の環境性能を評価するLEED認証、人に配慮をした建築空間を評価するWell認証の、いずれもゴールドレベルを取得されていることがその証明と言えるでしょう。

そして現在のオフィスは、昨年（2022年）の第35回日経ニューオフィス賞（ニューオフィス推進賞）を受賞しているんです。もうやりすぎでしょ！！

では早速、白基調のすがすがしく洗練された印象のオフィスへ、レッツゴー！！

移転の大きな理由は、オフィスが手狭になったことでしたが、社長としては「30年来の旧態依然とした経営方針を変えたい」との強い想いがこめられた移転でした。コロナ禍突入前から契約書の電子化、ペーパーレス、TEAMS導入など、様々な業務改善を推進してきており、移転がその集大成、となったわけですね。


あるべきオフィス像は【WORK ACTIVE】

＊あるべき組織像：ピラミッド型からアジャイル型へ
＊社員の働き方の理想像：心身ともに健康、自分で日々のゴールを持つ、社員同士のつながりが活性化など
＊あるべきワークプレイス像：下記8つのキーワードで表現

上記のプロセスを経て、あるべきオフィス像「WORK ACTIVE」というコンセプトが導き出されました。

移転で一番変化のあったことについてお聞きしてみると、

1）モノが減って身軽に
以前のオフィスでは周囲に段ボールが積まれている部屋でランチをしていたそうです。

「プロジェクト中に行った大掃除は4回。モノは約半分、書類に関しては約80％の削減を実現しました。今では紙の書類を回そうとするとみんな嫌がるようになりましたね。移転前までは一人一個あったゴミ箱を撤廃し、廃棄エリアを1か所に集約。抵抗を示す社員もいましたが、今ではむしろ移転前より分別が改善され問題もなく運用できています。」
（オペレーションズ部門ディレクター/藤村さん）

なんと！4回は驚きですが、確かに一気には無理でしょうから、段階を踏むことも重要なんですね。

２）社員同士のコミュニケーションが増えた
現在約120名在籍の社員、出社率が7割強とのこと。ABWスタイルを取り入れ、その日の業務内容に合わせてワークスペースを変えてお仕事しています。以前は社員同士の顔が分からないということがあったのが、現在は他部門の社員同士が雑談をする姿も多く目にするようになったそうです。理想的な変化ですね！

ではオフィスのご紹介に参りましょう～～～♪

受付エントランスがこちらです！大きなカウンターが目に飛び込んできますね。企業理念である「Live Active」と社名となっているプロティアの花のモチーフがステキです。

カラフルなカウンターチェアがロゴマークの花びらの色を表現していますね！かわいいな～

ちなみにこのカウンター下部分のハニカム模様が気になっていたのですが…
「よく気づいていただけました！これはビタミンの元素記号をモチーフにしているんです！」（総務部/ファシリティマネジャー/中村さん）
（やったー褒められました♪）なるほど、元素か…凸凹していてすごい手が込んでいる感じします。

エントランスにダイナミックに飾られたお花、これがプロティアというお花です！

明るいミーティングコーナーの奥には…

高田賢三（Kenzo Takada）さんがデザインされたというパワープレート®。今は非売品だそうですが、こんな華やかなマシンなら毎日乗ってしまいそう♪（ほんとかな）

ではいよいよ社内へ・・・電車の改札みたいな入口を通ります～

カウンター上には同社のマッサージガンやボディケア製品が自由に使えるように設置されています。これ、バナナフックですね！おしゃれ＾＾　いつでもどこでも気軽に美と健康を追求♪

受付カウンターの奥はオーブンや食洗器もあるひろびろキッチンが！大人数が出入り しても使いやすそう。

こういうサインのイラストがかわいくて気になってしまいます♪

今日はフルーツデーなんですって♪出社を促す施策のひとつ、フレッシュなフルーツがたくさん♪

不思議な曲線が絵になるコーナー。ブランド製品のパワープレート®の波動を表現しているのだとか。

早速防災用品の収納場所をチェックです！大事なのは社員への周知。同社のオフィス内ではサイネージを多用しているので、そこでしっかりアナウンスできていました。素晴らしい。

「Forum」とあるエリアではワーク、打合せ、ランチのほか30名～50名ほどで行う研修会、全社会などのイベントも。

壁面にはまたしても不思議な形状の装飾物が…

一つひとつが小さな棚になっていて、同社のスキンケアブランドの製品が置かれています。キレイ♪製品への愛着が湧きそう＾＾

ステージ部分は掘りごたつ式になっているので普通にワークすることもできるし、、、

やっぱり！！電動で上下するようになってる！！これでステージとして使えるわけですね。

透明性を重視したという今回のオフィス、遮音性の高いペアガラスを使った大きな会議室が二つ見えます。

外から見ると画面が見えない、特殊フィルムが貼られてた！

防音パネルとか吸音パネルとかいっぱい貼るんじゃなくてもう壁面全部が防音仕様！！すご！

クッションがカラフルでかわいい♪ そしてこのオフィスとにかく緑視率が高いんです、会議室内にもグリーンがわんさか。ついでに窓からの景色も森です、森。

さすが！エステのお部屋がある！ここで研修をおこなったりするんですね。

こんどはPOWER PLATE STUDIOか！朝10分とかでもやるとスッキリするって…いやでも運動しちゃうと汗を流してからでないと仕事できないんじゃないですかね。

…って、あるんですね！シャワー室が！普通に業務終了後にここで浴びてから帰宅してる人いません？ね、いるでしょ。

バスタオルなども完備しているなんて親切！また、お客様や研修で訪れる人も利用するので、緊急避難用のボックスをロッカーの中にも備えているんです。防災意識高いですね～感心してしまいます。

お、こちらは「プロティアテラス」。心地よい季節にはランチを楽しむ方の姿も見れるみたい＾＾毎週金曜日はビールの日！…という企画を以前していたそうです、復活したらぜひ呼んでくださいww

続いて下の階へ！！みなさん歩くの大好きなんですね～

その前にちょっと振り返って。このビルの共有部もカッコいいんですよ。で、消火器の場所をさりげなくチェックです。

個人的に、外が見える階段好きです♪

こちら社員専用のフロアです！撮影NGのためお借りした写真でご案内★
中央にはみんなが集まってきそうなスタンディングのテーブル。カラフルなハイチェアも印象的ですね。手前のピンクのパーテーションのあるデスクは昇降式。4席が卍型に組まれていて面白い。ちなみに「デスクチェックイン」のシステムを導入していて、【同じ席には3日間座らない】というルールを敷いているんですって。

サウンドマスキングが施されているんですが…そもそもすごい静かです。

こちらは「Focus Area」。

WEBブースは「Focus Area」のとなりに。

ブースの正面に位置する2つの会議室は“救護室”を兼用しています。ソファは背あてが外せるようになっていて足を高くして寝ることができるように工夫されています。（右は後に出てくる会議室Mapleで横になっている様子です）

このサイン変わってる！ドット模様にカットされたシートを使ってサインが作られています♪

なんですか、ここ！めっちゃ落ち着きますね。窓から全面グリーン！これは朝から争奪戦ですね…

柱を利用していくつものサイネージが設置されていて、エルゴノミクスチェアの使用方法を案内する動画が流れていたのには感心しました。他にもエクササイズの動画だったり、防災備蓄品の置き場をアナウンスしていたりと、なかなか印象的でした。

奥の方から見た感じ。

キャビネットもシートを貼って落ち着いた印象に。全部真っ白だと眩しすぎる感じもありますもんね。

反対側の奥の方へ進むと、ガラス張りの会議室の脇にカウンター席がありました！会議が終わるのを待つ場としても最適。ちなみにこの通用口は、救急車を呼んだ時に出入りしやすいように考えられているそう。なるほど。

フロアの一番奥、この左手からテラスに出られますが、こんなところに特等席が…やはりね、争奪戦だそうです！

写真右下に見えるのがこのフロアのテラス。両方の階にテラスがあって贅沢ですね～♪角度が違うので声をかけたりもできそう♪

以上でオフィス見学は終了です！

最後に、日経ニューオフィス賞を受賞できた理由はどんなポイントだと考えますか？という質問には、

「健康経営が大きなテーマになっていますが、このコンパクトなオフィスの中に、どれだけ多くの健康を意識したデザインをおさめられたか、というのがポイントだと思っています。

健康に関するレクチャーを定期的に実施したり、毎週月曜のフルーツデーや自社製品を使ったエクササイズクラスを開催したりしていますが、日々、心身共に健康でいられるような取り組みを、これからも会社全体でバックアップしていきます。」
（総務部/ファシリティマネジャ―/中村さん）

いかがでしたか？

ジムやシャワー室などの設置はなかなか真似できませんが、上記のような施策はどんな会社でも取り入れてみたいものですね。

身も心も健康で元気でいたい――老若男女だれにでも、またどんなことにも通じる理想です。一日の多くの時間を過ごすオフィスが、社員の健康をバックアップしてくれるなんて最高ですよね。
今日はありがとうございました！