ライター:セッキ―
2026.03.31
こんにちは、今号では、「あらゆる人を負の体験から解放し、可能性を引き出す」をミッションに掲げる株式会社RightTouchさんを取材しました。AIと人の協働で次世代のサポート体験を創る、エンタープライズ企業向けのカスタマーサポート向けにAIプラットフォーム「QANT」を提供しています。
急成長中の同社、ここ数年で社員数は倍増しており、会議室が足りず、家のほうが働きやすくなっている社員が出現するなど、まさにオフィスで働くことへの「負」が蓄積されてしまう状態になっていました(涙)。
自らが会社のミッションを体現すべく、「負の体験から解放するオフィス」をコンセプトに掲げ、移転プロジェクトはスタートしました。
急成長企業ならではの「オフィス課題」をどう乗り越えたのか。そして、ユニークな空間デザインの裏に隠された、熱すぎるベンチャーマインドとオフィス選びの裏側に迫ります。

限界突破!自らの「負」から脱却するための移転
プレイドグループの傘下にある同社は、グループ5社のうち2番目の規模。ここ1年でメンバーが爆発的に増加しました。オフィス移転は今回で2回、3つ目のオフィスになります。前のオフィスには2年ほど入居していましたが、最終的に約100坪に対して80名近くまで増員。
オフィス探しを早くから始めたものの、会社のカルチャーにフィットしたオフィスの雰囲気、大きさ、立地など様々な観点で希望にあうオフィスが見つからないまま時間が過ぎていきました。最後の半年間は「出社しても座る場所がない」「会議室が足りない」、さらには「ネットワークが重すぎてWEB会議に支障が出る」と、まさに働く環境において「負」を抱えていたそうです。
同社のミッションは「あらゆる人を負の体験から解放し、可能性を引き出す」こと。だからこそ、まずは自社のオフィス環境が抱える「負」を根本から解決し、そこから脱却することが、今回の移転の最大のテーマとなりました。
今回の移転で広さが約5倍となり、フリースペースや会議室、WEBブースなどが充実し、通信状況も格段に改善したとのこと!「負」から脱却できていますね!
まずこのエントランスからの眺めをご覧ください!目線を遮るものがなく、奥まで見通せますね。

コストをかけてでも「壁」を壊す。カルチャーを体現する「99%オープン」
物件選びの絶対条件は、ワンフロアであること。これには同社の大切なマインド「99%オープン」が関係しています。 自分自身が周囲に対してオープンであること。そして、誰もが情報にアクセスできる状態を作ること。
実は今回の新オフィスは居抜き物件で、もともと入ってすぐの場所に大きな壁があったそうです。これではオープンネスマインドに反する、ということでコストをかけてでもその壁を壊す決断をしました。
結果として、エントランスからフロアの奥まで一望できる、圧倒的な抜け感とオープンな空間が誕生したのです!

色を持たない「未完成」な空間と、働き方の自由度を象徴する芝生エリア
今回の移転で同社のシンボル的な存在となったのが、こちらの大きなサークルテーブル、「オアシス」。エントランスからすぐの場所に設置され、視界を遮らず奥まで見通せることで、来訪者へのおもてなしの気持ちが込められています。

イベントの時も大活躍です!

フロア全体は、エントランス側から奥へ進むにつれて集中度が増すようゾーニング。手前側はオープンなスペースで広がりを持たせ、ソファセットや棚などはすべて可動式です。

あちこちに動物さんが見えます♪

10室の会議室には、AからJまでアルファベット順に「動物の名前」が付けられていました!Alligator、Bear、Cat、Dog、Elephant、Fox…おもしろい!(サインはもうすぐ正式につけられるとのこと^^)

採用面談、商談など2名でWEB会議に当たることもあるため、横並びで座れるセッティングは便利ですね!

デザインのコンセプトは「完成しすぎないこと」と「可変性」。空間全体にあえて色を入れず、未完成感を演出しているのが特徴です。その中でひときわ目を引くのが、2箇所の広大な人工芝生エリア。
靴を脱いでくつろぐ「パーク」と「サバンナ」
周囲より一段下げた「パーク」と、奥に広がるフラットな「サバンナ」。どちらも靴を脱いで利用するスタイルです。ミーティングツールも完備され、社員の皆さんが自由な姿勢で議論を交わしていました。
▼パーク

もちろんイベント開催にももってこいのスペース。

パークの横には階段状の巨大ベンチが設置されていて、切り株クッションがかわいい!全社会、勉強会など便利に使えますね!最上階に座れば優雅な気分に浸れそうですねぇ

ちなみにベンチ裏は収納力抜群!イベントに必要な備品などをストックされていました。

▼サバンナ
奥の「サバンナ」の壁面はすべてホワイトボード仕様になっており、突如生まれたアイデアを逃さず書き留められるようになっています。

あれ。巨大ベンチの裏側へ行ってみると廊下と会議室発見!なにやら夜の香りがするテーブルがありましたよ笑 広いですね、ここだけでも3室ありました。


フロアの左半分は執務エリアとしてゾーン分けされています。

全面的にフリーアドレスを採用。モニターも完備、チェアはヘッドレスト付きでどこに座っても快適に仕事ができそうです♪

窓側にはスタンディングテーブルがありました。ちょっとした作業するときにもいいですね。

ここにもさりげなく動物さんがいました★

一番奥にはずらりとWEBブースが並んでいました!ゾーニングの工夫、うまいですね!

廊下をひとっ走りしたいときはこちらのセグウェイで!

身の丈に合った物件選びで新たなカルチャーの拠点
今回の移転を担当されたお二人にお話を伺いました。
佐瀬 ジェームズ 幸輝さん/ブランドコミュニケーション担当(左)
木村 和寛さん/デザイナー

――動物がところどころにあしらわれているのはこだわりなのでしょうか?
佐瀬さん:以前のオフィスから割とモチーフになっていたのですが、多種多様な動物のイメージ通り、暴れられるワイルドなチームで常に挑戦していきたい、という想いが込められています。
木村さん:居抜き物件で、もともとあった芝生エリアでしたが、奥にあるサバンナのほうは少しだけオリジナリティを出しました。壁沿いが通路のように空いていたのを、壁までびっしり芝生を敷いたんです。こうすることで“全面ホワイトボード”がさらに使いやすく、イノベーションを促進できるようになったと思います。

意図しなかったこととしては、芝生スペースが思いのほかリラックスできるようで、みんな好きなように使ってくれています。こんなにオープンな場所なのに1on1していたりするんですよ。

また、オアシスで仕事をしているといろんな人と顔を合わせることができて、偶発的なコミュニケーションが生まれます。イベントはもちろん、日常的にもなんとなく人が集まって、誰かがコーヒーを淹れるとSlackでお知らせがきて、みんなで雑談が始まります。
――良きカルチャーの醸成に一役かっているんですね。
佐瀬さん:移転前のまだ工事中だったオフィスに全社員を集め、意見交換を行ったんです。現場の空気を感じながらこれから使用するオフィスの活用に関するディスカッションができて、新しい企画の提案もいくつか生まれました。この場所で自分たちがこれから成長していく、というイメージができ、社員の士気を大いに高められたと思います。
毎日出社する社員の割合は、21%→30%に増えました。全員出社できる席数を確保していますし、今の倍の人数になっても、レイアウトを変えるなどして対応できる広さです。
――五反田駅からも目黒駅からも徒歩15分ほどで、正直ロケーションはなかなか便利とは言いづらいですよね。この物件を選んだのは?
佐瀬さん:そうですよね。今回の物件探しではおそらく30軒ほど内見した中で、駅に近くて設備の良い、魅力的な物件はいくらでもありました。しかし、いままだ成長フェーズにいる自分たちが、分不相応になってはいけないと思ったんです。『もっといいビルに堂々と入れるくらい、成長していこう』という気概を持って、日々事業に取り組む姿勢でいたいです。

――本日はありがとうございました!
◆編集後記
オフィス移転は、企業のステータスを示すものでもあります。しかし彼らは好立地、好条件な物件は「分不相応」ととらえ、ハングリー精神を燃やし続ける道を選びました。
「未完成」で「可変的」なこの新オフィスは、同社が今後さらに大きなステージへと駆け上がるための、最高のベースキャンプになる。そう確信させられる、おだやかながらも熱量の高いお二人にパワーをいただけた取材となりました。
| Information | 株式会社RightTouch https://righttouch.co.jp/
*所在地:東京都品川区西五反田4-31-18目黒テクノビル2F *従業員数:約100名 *規模:約490坪 |
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セッキ―
ライタープロフィール
2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!
セッキ―
ライタープロフィール
2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!
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