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気になるこの人!
オフィスに関わるあんな人こんな人、ご紹介します!

2018.01.31

田村英彦:ふろしきや/代表取締役
「リズムと自立と。企業と個人の信頼が生み出す変わった働き方。」

中古幼稚園バスを改装した「移動するオフィス」で世間を賑わしている(?)、株式会社ふろしきやの代表、田村英彦さんにお話を伺いました!

遺伝・再生医療という、オフィス業界とは全く違う分野で研究をしてきた大学院を卒業し、株式会社リンクプレイス(現:株式会社ディー・サイン)に入社して11年。ディー・サインでの仕事を継続し、自身で起業した会社の事業も『両立』させるという珍しいスタイルです。

どちらも大切で田村さんの生活の大部分を占める重要な仕事。とても「副業」と呼ぶにはそぐわない、と感じました。二足のわらじを履きこなす、田村さんの仕事場は?やりくりのコツは?多様な働き方に対応する制度のあり方もぜひ参考にしていただきたいと思います!

―まずはご経歴を教えてください。

東京大学大学院修士課程卒業後、2007年4月株式会社リンクプレイス(以下LP、現:株式会社ディー・サイン)に新卒一期生として入社し、主にオフィス構築などのプロジェクトマネジメント職に従事。在籍しながら2016年1月株式会社ふろしきやを設立、代表に就任し現在に至ります。大学院ではES細胞の研究をしておりました。遺伝子学、再生医療の分野ですね。

―オフィスのプロジェクトマネジメントの世界とは全然違ったんですね!どんなきっかけでLPに?

もともとリンクアンドモチベーショングループの思想や、事業にとても興味があったんです。大学時代、研究も大きな柱でしたが、もう一つ、フィールドホッケーの選手・コーチ・監督を経験しました。人と人が集まって何かを成し遂げるとき、それを束ねてリードしていくことの醍醐味を体感してきました。生徒会長のように政治的な役割よりも、文化祭のまとめ役など実行委員長的な役割、一人ひとりの顔が見える状態で、チームビルディングしていく感じが好きなんですよ。

今思うと「人をまとめる役割は買ってでもした方がいい」という小さい頃からの母からのアドバイスが今に繋がっているのかなと思います。最初、人前に出ることは怖さも緊張もありましたが、勇気をもって手を挙げ、失敗を重ねて学んできたことが結果自分の財産になっています。学んだ分野にこだわるよりも、自分自身が持つ能力を信じて勝負したい、ビジネスの世界でも磨いていきたいという想いは強くありました。

―なるほど。LPでのプロジェクトマネジメントという仕事はまさに理想だったのですね。

そうですね、かなり専門的な知識が必要で、最初は文化祭の展示の実行委員長の延長のイメージでちょっと楽観視しすぎていた部分はありましたが(笑)。

―2016年に「ふろしきや」を起業されたのは、どんなきっかけからですか?

祖父母も商売をやっていましたので、その背中を小さい頃から見てきたこともあり、起業して自分で何かを形にしたいという意識はずっとありました。入社から約10年の中で何度も起業を具体的に考えたことはありましたが、強い自信が持てなかったり、そのとき抱えているプロジェクトの都合もあったりで、起業の決断はしませんでした。仕事・プライベート・気持ちのタイミングがすべて一致し、逆に今を逃したらもうできないと思ったとき、起業を決心しました。

もともとは独立するつもりで社長に話をしたところ、「実現したいこともわかるし応援したい、初めは資金面でも苦労するだろうし、お互いいい形で線引きして、両立できないか」、という提案をいただきました。ディー・サイン(以下DSI)では様々な働き方のケースに対応できる制度を増やしている中だったのでちょうどそのモデルケースになったかたちです。

―いわゆる「二足のわらじ制度」ですね。この提案をもらったときはどのように感じましたか?

「え!そんなこと考える!?」という感じでしたね。自分のクライアントも安心するし、収入も多方面からあるほうがいいしメリットはあるものの、新しい事業へ気持ちや時間が向かないのでは、という懸念も、、。ただ、それも「自分の意識と行動次第かな」と割り切りましたね。もともと新しいことへのチャレンジというか、新卒“一期生”とか、自分が一番最初のケースになるというのが結構好きで、、、(笑) こうやって企業と個人がそれぞれのメリットを考えて制度を作っていく、そんなストーリーもいいかな、と思いました。

―ありがたい話ですよね。さて、お住まいは長野ということですが、東京までの移動距離もなかなかですよね。

東京以外にもいろんな場所に行きますし、時間も不規則なので、妻とも相談したうえで妻の実家に近い場所に移住という選択をしました。移動に関してはもう“慣れ”ですね。逆に移動時間を利用して集中して仕事できますし、環境を変えることで姿勢も変わるものです。やっぱり自宅ではなかなか集中できないんですよ。子供の泣き声聞こえたら手伝わなきゃってなりますしね。

―そのための“改装バスオフィス”なんですね。バスっていう発想は面白いですね。

普通のオフィスにしたくなくて。普通免許が通用する車両で一番大きいのが幼稚園バスだったんです。中は東京奥多摩の間伐材を利用して改装しました。大人が立てる高さで、プレゼンなどもできるようになってるんですよ。

※詳しくはこちら http://www.furoshiki-ya.co.jp/report/2016_12.php

―川の音を聞きながら仕事なんて優雅ですね!
「両立」スタイルを始めて、働き方に対する考え方に変化はありましたか?


僕は子供が産まれたときのほうが働き方に対する感度は高まりました。主に「場所」と「時間の使い方」に関してですね。「今ここにいるのは、この仕事はここでしかできないからだ」ということを意識するようになりましたし、子育ては一緒にしていくものですから、どうやったら仕事の質を下げずに家でできるか、とかも考えました。子供の夕食を済ませて寝かしつけるまでが一番忙しいので、子供が寝ている時間に作業に集中できるように、それまでにコミュニケーションとる仕事は終わらせよう、と時間の使い方も変わりました。

―よりタイムマネジメントが重要になってきますもんね。

そういった自己コントロールをある程度できるな、とわかってから、二足のわらじで全然違う仕事をすることも成り立つだろう、という自信になりました。DSIの仕事はプロジェクト型で案件ごとに人も変わるし仕事の内容も全然違うときもあったので、それで下地ができていたのかも知れません。

―複数の仕事をパラレルにこなすとなると、私はよくパニックになってましたが、コツはありますか?

僕もなりますよ(笑)。意識的に“追いかけられるよりも追いかけるように仕事をする”。気持ちの重い業務ほど、早めに着手して分解し、リミットよりも早く終えるよう段取りを組むように心がけています。自分のリズムと違うリズムで仕事が来るとしんどいですからね。

―さて、「ふろしきや」について教えてください。一言でいうと、何屋さんになるのでしょうか?

「まとめ役」です。地方創生とライフマネジメントを軸に活動しています。

ディレクター、マネジャー、、、いろんな言葉がありますが、同じ目線で同じ気持ちでサポートしていきますよ、という立ち位置をわかりやすく優しい表現にしたくて、「まとめ役」と言ってます。

DSIでの仕事もそうですが、多くの人が集まっていいオフィスを作るという共通の目標を持ち、それを外部の第三者がプロジェクトマネジャーとしてまとめていく。地方創生の案件など、なかなか当事者同士では進まないことでも、同じ志を持った第三者が入ることがプラスに働くということを知っていただきたいですね。

―あ、それで風呂敷でまとめるから「ふろしきや」なんですね!

そうです、そうです!(笑)

―ご実家のパン屋さんをサポートされているのも地方創生の一環なのでしょうか。

はい、外部顧問という形で関わっています。大都市を離れれば働くことと生きることって近いんですよ。企業ってなると働くことだけを切り出してしまいがちですが、パン屋なんて仕事とプライベートは分けられないですからね。時代とともに生活環境が変わって昔売れた場所でも周囲の顧客層が変わっていて売れなくなってしまったり。

京都は昔からいる人が多いので、好きなパンというとあんパン、ジャムパンなどお菓子のかわりみたいなパンばかり。でも本場に行けば行くほど、食事なんですよね。フランスパンみたいにスープやメインディッシュと一緒に食べられるパンなんです。父やその兄弟もそれに対するリスペクトがあり、本物を作っていつか市場に出したいという最後の夢があって、それだけは叶えてあげたいと思っているんです。

―素敵ですね。これからの目標がありましたら教えてください。

家族を大事にしながら自分のリズムをしっかり保ってやっていきたい。気を付けないと仕事に没頭してしまいがち。自分がいっぱいいっぱいの状況でできる仕事ではないので。

―田村さんなら大丈夫そうですね!今日はありがとうございました。

プロフィール田村 英彦(たむら・ひでひこ)
株式会社ふろしきや 代表取締役/まとめ役
 http://www.furoshiki-ya.co.jp/

京都にてベーカリーを営む家に生まれる。フィールドホッケーで選手・コーチ・監督を経験し、チームの団結が
時に奇跡と思える成果に結びつく醍醐味に魅せられ、マネジメントの世界に飛び込む。
(株)ディー・サインにて、数々のオフィスプロジェクトを通し、経営課題の整理、組織・働き方のあり方、
空間ディレクション、運営設計までを一貫して手がける。傍ら研究機関で地域データの収集・分析にも携わる。
ふろしきやでは、多様な立場の人を巻き込みリードしてきた経験・知見を生かして、地域の発展を目指すという
協働型事業をまとめ上げる専門家として活動する。
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