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気になるこの人!
オフィスに関わるあんな人こんな人、ご紹介します!

2016.11.14

大久保 幸世:ビズシード株式会社/代表取締役社長
「創業手帳を世の中のインフラにしたい」

日本で会社を作ると一ヶ月くらいで無料で届く創業手帳。
その創業手帳を発行しているビズシード株式会社 の代表取締役の大久保 幸世氏にお話しをお伺いしました。

―まずはこれまでのご経歴について教えてください。

大学時代から起業は考えていましたが、まずはどこでも通用するように業界横断のノウハウを身に着けたいと考えの中、外資系保険会社に就職しました。

ダイレクトマーケティングを行っている事業部に入り、4年間勤めた後、そこで得た知識は、これから成長する業界だとより価値があるはずと考え、2004年4月にライブドアに転職をしました。
当時のIT業界は想像していた以上にダイレクトマーケティングへの取り組みが進んでおらず、学んだ知識を大いに生かすことができました。

そんな中、ライブドアに転職して半年経った時にライブドア事件がおきます。社会の変化の中心で働きたいと思っていたのですが、本当に変化のど真ん中で働くことになるとは思いもしませんでした。

当時は、株主やクライアントからクレームが相次ぎ、私も毎日のように全国各地に謝罪に行っていました。
ただ、その場を謝罪の場だけで終わらせないように、実はマーケティングセミナーも合わせて実施していました。

―謝罪の場でセミナー実施は驚きですね。

SEOやリスティング、LPOなど今では普通に耳にしますが、当時は一般的には普及していませんでした。その情報を提供することで、ライブドアに対する期待感を再び持ってもらえるように試みていました。謝罪の場で実施するということは非常識だったのかもしれませんが、マーケティングセミナー自体の評価は高く、問題が起きることはありませんでした。

思い返すと、私の人生の中で一番ラッキーだと思うのが、このライブドア事件をその中心で体験することができたことだと思っています。
その状況を経験していなければ、もっとバブルな傲慢な人になっていたかもしれませんね。(笑)

難しい状況の時こそが成長できるチャンスであることを実感させてもらいました。この修羅場の経験があったからこそ、難しい状況をクリアできる地力がついたのだと思います。

ただ、残念なことに会社を立て直すことができるまではいかず、ライブドアから離れることになりました。

―次はどちらに行かれたのですか。

26歳でライブドアから離れ、次に入ったのがGMOグループであるGMOメイクショップという会社です。

一般的に、転職をすると仕事が入社説明の時に聞いていた話と違うということはよくあると思います。そういうことが無いように、あらかじめ事業計画書を作って持ち込みました。

入社後は、事業計画書通りの仕事をさせてもらっていましたが、合わせて、営業部門の責任者として約2万社の中小企業にEコマースのシステムを提供する仕事もしていました。その間に、業界最高益からトップシェアまで成長させることができました。

トップシェアまで成長することができた要因としては、今までのキャリアで培ったダイレクトマーケティングやWEB・マーケティングのノウハウを活用することで売上を上げることができたお客様が増えたことも理由の一つですが、もう一方で、創業間もない会社を早めにサポートをしたことが大きかったと思います。

調べてみると、創業間もない会社というのは同じような部分が問題となり、潰れてしまうことが多いことが分かりました。
問題が同じような所にあるのであれば、そこは最初の段階で解決する基本の部分であると考え、早い段階でその部分をサポートすることで、創業した企業の生き残る割合を上げることが出来ました。

システムは月額料金でお支払いいただくので、契約店舗数の数が売上につながります。
生き残る数が増える=契約が続くということで、その積み重ねによって業界最高益、そして、トップシェアへの成長につながりました。

私自身は入社3年で役員に就任しています。

―創業間もない会社のサポートは現在の御社の業務に近いですね。

この成功体験は、通販業界だけでなく全ての企業に適用することができるのではないかと考えたことが起業を決意したきっかけになります。

2014年3月31日まで休むことなくGMOメイクアップで働き、2014年4月1日に、現在の会社(ビズシード)を起業しました。
登記準備を経て、2013年4月10日が創業日となっています。

そして、創業して1か月後の5月には創業手帳第一号を発行しました。

―1か月で発行とは早いですね。

奇跡に近いと思っています。
見本誌さえない状態で、大手企業を口説きに行くのはなかなか大変でしたが、 今までの活動の中で、いろいろな人に出会うことができていたのが大きかったです。

―創業手帳とはどういうものなのでしょうか。

会社の母子手帳と謳っています。
日本で会社を作ると一ヶ月くらいで必ず創業手帳というものが送料も含め無料で届きます。

日本では月間で約1万社ができて約1万1千社が倒産しています。
通販業界だけでなく、他の業界でも多くの会社が同じようなところでつまずいています。
各々が同じようなことを悩んでいるのはもったいない。悩んでいることとその対応を方法を集め、ベースとなるものをつくることで、 全部の悩みは解決できなかったとしても、失敗のリスクをある程度軽減することができる。
創業手帳がその役割を担うことで、創業された会社の成功率・存続率を上げる手伝いをしています。

創業手帳は冊子の他にも、Web、Facebookページがあります。
Facebookに関しては、約一年でファンを36,000人獲得していて、これは有名経済誌を上回っています。

その他にも月7回セミナーや1時間の無料相談も実施しています。

―無料の相談内容はどういうものが多いのでしょうか。

資金調達、事業企画、広報に関する相談が多いです。
アドバイザーは5人いるのですが、毎日いろいろな会社の相談を受けています。

―創業後、生き残る為にこうしておいた方がいいということを教えてください。

3つあります。
1つ目は、ビジョンや志を高く掲げること。
2つ目は、カイゼンスピードを速くすること。
3つ目は、仕組み化
が大事であると思います。

―御社内ではどういう取り組みをされているのでしょうか。

ビジョンや志を高く掲げるという点に関しては、創業手帳を出す前から大きなビジョンを掲げ、発信してきました。
そして、ビジョンは常に見える場所に掲示しています。

二つ目のカイゼンスピードを速くすることに関してですが、 事業が失敗する原因の一つは、修正のスピードが足りないか、回数が足りないかだと思っています。
当社では、吉越浩一郎(元トリンプ社長)さんの「吉越式会議」を取り入れ、毎朝MTGを実施しています。

毎朝MTGでは、タイマーをセットして6分以内にどういうことがあったのでどう改善を検討しているかの報告とその対応方法について議論を行っています。
時間を制限することで、改善するスピードを上げています。
もし、改善した内容が間違っていた場合は、すぐにまたその改善をすることで、毎日成長を続けています。

議論した内容は過去のものを含めて、オフィス内に掲示してありますので、過去の改善内容もすぐに確認することもできます。

―オフィス内にいろいろな掲示がありますね。

常に目に見える状態にしておくことが重要だと思っています。
ふとした時に目にして意識し直す。この繰り返しを行うことで自分自身のものになっていくものだと思っています。

―御社での独自のこだわりはありますか。

我々はメディアですので、いろいろな方に取材に行かせていただいたいます。
メディアとして記事を出す時には、自ら「試す」ということを意識しています。
先にご紹介させていただいた吉越式会議もこの「試す」というこだわりから定着したものです。

「試す」ということでいうと、会社で海外進出に関する本を出すことにしたとき、本を出すからには自分達も海外進出を「試す」必要があると考え、フィリピンの支店を開設しました。

―そこまでやるんですね。

フィリピンにしたのは、ビジネスの本場はアメリカになりますので、そこへの進出も考え英語圏の人材を確保したいと考えました。
創業半年での海外進出の決断でしたので、物価や人件費が安いというもポイントの一つでした。

現在、フィリピンから発信しているSNSは英語圏で20万人の人が見てくれているまでに成長しています。
大手経済誌が3万人程度であることを考えると、大きな影響力を持つことができる状態になっていると思います。

―影響力という点でいえば、大久保社長は常に「創業手帳」のTシャツを着ているイメージがありますね。

創業当時にユニフォームとして「創業手帳」のTシャツを50枚作りました。
さすがにつくりすぎてしまったということもあり、毎日着るようになりました。
毎日来ているとそれなりに有名になり、「創業手帳」のTシャツ以外の服を着て人と合うと、手抜き感を持たれてしまっている感じを受けます。
そのため、365日「創業手帳」のTシャツを着ていると思います。

Tシャツは広報的観点もあるのですが、これに賭けているという思いは相手に伝えることができているのではないかと思います。

―最後に今後の展望について教えてください。

創業手帳を世の中のインフラにしたいと考えています。
例えば、googleなどは、無料で利用できることが普通であるという状態になっていると思います。
運用の為には、莫大なお金が掛かっているにも関わらず、利用者はそれを感じていないと思います。
創業手帳も、創業時にはあるのが当たり前。普通に使うもの。という形にできればと考えています。

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